下値リスクが高い状態続く
昨日の海外市場では、米CPIの発表を控えて米経済への先行き不透明感や原油安で債券が買われる展開となり、長期金利が低下しドルは対円を中心にじり安の展開となりました。一方ユーロは、9/12のECB理事会での利下げ継続姿勢への思惑から対ドルで弱含みの展開となり、ユーロ/円は158円台前半から156円台後半まで下落して引けています。
チャートを見ると、直近の日足は陰線引けとなり、この足が157.70-80にあった日足の抵抗を下抜けており、下値余地が拡がり易くなっています。また、この陰線の上ヒゲがやや長く上値トライにも失敗しており、本日の東京市場では下値トライの動きが先行すると見られます。現状はユーロが対ドルで1.1000-10の下値抵抗を守って終えており、反発に転ずる可能性を残していますが、1.1000を割り込んで終えた場合は、調整下げ局面に入る可能性が高くなり、ユーロ/円もこれに連れる展開が予想されます。
上値抵抗は157.50-60に軽い抵抗が、157.70-80,158.00-10,158.60-70に強い抵抗があります。下値抵抗は156.10-20,155.40-50,145.00-10,154.40-50にあります。短期トレンドは159.30-40の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、161.70-80の抵抗を上抜けて越週するまでは上値を切り下げる動きから抜け出せず、下値リスクを残します。
オーダー/ポジション状況
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