ユーロ円 上値の重い展開続く(24/9/10)

ユーロ/円は158円台前半まで反発し、寄り付き水準に戻して引けました。

ユーロ円 上値の重い展開続く(24/9/10)

上値の重い展開続く

昨日の海外市場では注目される経済指標の発表がない中、先週末に急落地合いとなった流れを受けてユーロ/円は157円台半ばまで下落しましたが、株式市場が落ち着きを取り戻して自律反転の動きとなったことや、11日に米CPIの発表を控えてリスク回避の動きがやや後退し、ポジション調整の円の売戻しの動きが強まる中、ユーロ/円は158円台前半まで反発し、寄り付き水準に戻して引けました。

上値の重い展開続く

チャートを見ると、直近の日足は寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して引けていますが、上値を切り下げる流れから上抜けておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。一方で、157.70-80の日足の下値抵抗を実体ベースで守っており、小反発に転ずる可能性を残しています。しかし、週足が2022年3月に付けた124.40を基点とする、中・長期的なサポートラインを下抜けた位置で越週しており、重要ポイントを下抜けた状態にあり、今週はこのサポートトレンドラインが159円台後半に位置しており、160円台を回復して引けない限り、下値リスクがより高い状態です。また、157.70-80の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は155円近辺までの一段の下落に繋がり易くなります。上値抵抗は158.60-70,158.90-00,159.30-40に、下値抵抗は157.70-80,157.10-20,156.60-70,155.50-60にあります。

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