トルコリラ円ショートコメント(2016年12月26日)

トルコ中銀の政策金利は、利上げを見る向きと現状維持を見る向きとで分かれていたものの、やや利上げを見る流れにありましたが

トルコリラ円ショートコメント(2016年12月26日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「金融政策決定会合後にややトルコの売り圧力が強まる可能性を考え、32.80レベルをサポートに、33.80レベルをレジスタンスとする流れ」として、実際のレンジは安値が32.95レベル、高値が33.74レベルとなり、ほぼ予想レンジの中での動きとなりました。

トルコ中銀の政策金利は、利上げを見る向きと現状維持を見る向きとで分かれていたものの、やや利上げを見る流れにありましたが結果は現状維持となり失望売りを誘う結果となりました。しかし、その後はドルトルコリラともに落ち着いた動きとなり、33円台半ばでのもみあいのまま週後半を終えています。

トルコリラ円も3通貨ペアを並べた4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

最近では32円台後半から33円台後半で安定した動きとなってはいますが、どちらかというと33円台後半の上値の重さが気になります。トルコの情勢を考えるとエルドアン大統領の強権政治、国内外での紛争と懸念が多く、格付けもジャンク債となった現状では資金が米国へと回帰しやすい新興国通貨のひとつです。

材料的にもテクニカルにも、引き続きトルコリラの上値が重たい地合いのまま今年一年を終えることになりそうです。今週は32.60レベルをサポートに、33.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておくこととします。

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