ユーロ円 小反発、172円台を回復すれば調整下げ終了の可能性が点灯(24/7/19)

ユーロ/円は連れ高となり反発して引けました。

ユーロ円 小反発、172円台を回復すれば調整下げ終了の可能性が点灯(24/7/19)

小反発、172円台を回復すれば調整下げ終了の可能性が点灯

昨日の海外市場では、米新規失業保険申請件数が予想以上に増加したものの、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回ったことや、トランプ氏が大統領になった場合の保護主義的な政策がインフレ圧力になるとの見方に金利が上昇、また前日までの売られ過ぎの反動でドル/円でドルの買戻しの動きが強まり、ユーロ/円は連れ高となり反発して引けました。尚、ECB理事会は市場の予想通り政策金利を4.25%に据え置きました。ラガルドECB総裁は経済の下向きリスクを示唆しましたが、ユーロは対ドルで小幅な下落に留まっています。

チャートを見ると直近の日足は高値圏で引ける陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。上値を切り下げる流れに変化は認められず、下値リスクを残した状態ですが、値動きの中で下抜けた日足の下値抵抗を終値ベースで守って終えており、下値を切り上げる流れを維持しています。また、反落した場合でも昨年12月に付けた153.23を基点とするサポートラインが168円台半ばに位置しており、168円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となり、短期トレンドは大きく変化しません。現状は底打ち確認とは認められませんが、172円台を回復して引けた場合は、上値を急角度で切り下げて来た流れから抜け出して下値リスクがやや後退、173.50超えで終えた場合は、強い抵抗を上抜けた反動で上値余地が拡がり易くなります。上値抵抗は171.50-60,171.90-00,172.60-70,173.10-20に、下値抵抗は170.70-80,170.30-40,170.00-10,169.50-60にあります。

小反発、172円台を回復すれば調整下げ終了の可能性が点灯

ユーロ円日足

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