ユーロ円 調整下げの動き(24/7/12)

ユーロ/円もCPI発表前の175円台前半から171円台半ばまで急落後、172円60銭台まで反発して引けました。

ユーロ円 調整下げの動き(24/7/12)

調整下げの動き

昨日の海外市場では注目の米6月消費者物価指数(CPI)が前月比で低下し、市場予想を下回ったことから、FRBによる9月利下げ観測が現実味を帯びて長期金利が低下、ドル売りが優勢となりました。また同時刻に日銀による対ユーロでのレートチェックの噂や、介入と思しきドル売りに、ドル/円、クロス円が急落したことから、ユーロ/円もCPI発表前の175円台前半から171円台半ばまで急落後、172円60銭台まで反発して引けました。

チャートを見ると、直近の日足は大陰線の出現となり、この陰線が6/14に付けた167.54を基点とする短期的なサポートラインを下抜けており、下値リスクがやや高い状態ですが、5/3に付けた164.02を基点とするサポートラインの下値抵抗が170.10-20に、昨年12月に付けた153.23を基点とする中期的なサポートラインが168円台半ばに位置しており、これらを全て下抜けて168円を割り込んで終えない限り、トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内となります。上値抵抗は173.00-10,173.60-70,174.00-10に、下値抵抗は172.00-10,171.40-50,171.00-10にあります。174円台を回復して終えれば調整下げが一巡した可能性が点灯して下値リスクがやや後退、175.10-20の抵抗を上抜けて終えれば“強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。

調整下げの動き

ユーロ円日足

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