ドル円、急落後の落ち着きどころを探り157円台から159円台まで荒い値動き (7/12午前)

12日午前の東京市場でドル円は乱高下。

ドル円、急落後の落ち着きどころを探り157円台から159円台まで荒い値動き (7/12午前)

ドル円、急落後の落ち着きどころを探り157円台から159円台まで荒い値動き

12日午前の東京市場でドル円は乱高下。昨晩米市場で急落した流れを受け、158.84レベルで取引の始まったドル円は、序盤じり高推移して高値159.45まで値を上げましたが、8時台に157.76に急落。その後急上昇と急落を繰り返すジェットコースター相場となりました。9時台以降は158円台を徐々に買い戻される動きとなり、東京時間正午現在は159.32での取引です。

日経平均株価は、昨晩米ナスダック総合指数が大幅安となった事、急激に円高が進行したこと等が重石となり、不動産を除くほぼ全業種で売られる展開となりました。午前中の下げ幅は一時1,000円を超え、835円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、注目された米6月CPIが、ヘッドラインで+3.0%、除く食品エネルギーベースで+3.3%といずれも事前予想、前月を下回り、ヘッドラインは前月比が予想外のマイナスとなったことから、9月利下げは確定的との見方が広がり、米長期金利が急落。ドル円も直前の161円台半ばから157.44まで4円超下げました。その後は買い戻しも入り、158.90レベルで東京時間につないでいます。尚、下落幅が大きかったことからCPI発表と同時刻に本邦当局のレートチェック、市場介入等の動きがあったとの見方が出ていますが、確認は取れていません。

テクニカルにはドル円は、昨晩の急落で転換線、21日移動平均線等を下抜けてドル買い地合いが大きく後退しています。158.53レベルの基準線をしっかり割り込むと、155.45付近を上昇中の90日線レベルまでの下値余地が広がります。一方上方向は、押し目買い意欲も強い中で、これまでサポートだった転換線(159.69)、21日移動平均線(160.00レベル)等を回復できるか注目されます。 

ドル円、急落後の落ち着きどころを探り157円台から159円台まで荒い値動き

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