“ユーロ強気”。上値トライの動きが継続
昨日の海外市場ではパウエルFRB議長が上院銀行委員会で「このところのデータは緩やかな進展を示した」としながらも「データ次第で今後の政策を決定していく」と従来からのスタンスを変えておらず、為替市場の反応は限定的でした。ユーロ/円は、ドル/円が堅調に推移する中でつれ高となり、小幅続伸して引けています。
チャートを見ると、直近の日足は小陽線で終え、小幅続伸して引けました。この陽線が、前日の陽線の上ヒゲ部分に実体を置く形となり、前日足を補強した形となっており、トレンドは非常に強い状態を保っています。
終値ベースで174.50-60の抵抗を上抜けきれていませんが、トレンドがしっかりしており、上値トライの動きが継続すると見られます。174.50-60の抵抗を上抜けて終えれば、173円台半ばまでの浅いガス抜きを終えた形となり、一段のユーロ上昇に繋がり易くなります。
逆に、173.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は、6/14に付けた167.54を基点とする短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクがやや高くなります。この場合でも172.40-50の抵抗を下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難いでしょう。
上値抵抗は174.50-60,174.90-00,175.40-50に、下値抵抗は173.90-00,173.50-60,173.10-20,172.40-50にあります。全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。
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