ユーロ円 上値余地を探る動き。上値抵抗を抜け切れない可能性も(24/6/13)

直近の日足は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。

ユーロ円 上値余地を探る動き。上値抵抗を抜け切れない可能性も(24/6/13)

上値余地を探る動き。上値抵抗を抜け切れない可能性も

昨日の海外市場では、注目の米CPIが市場予想を下回ったことから長期金利が低下して対円を中心にドル売りとなったことから、ユーロ/円は168円台半ばまで連れ安となりましたが、FOMC会合参加者の金利見通しの中心値が5.125%となり、利下げが年3回から1回に修正されたことから、円の売り戻しの動きが強まり、ユーロ/円も169円台半ばまで反発して引けています。
パウエルFRB議長の会見の内容は従来と変わらずで、為替相場に影響はありませんでした。またスタッフの25年の金利見通しは年4回の利下げを予想しており、従来の3回から増えていますが、ドルの上値を若干抑えた程度で、大きな反応はありませんでした。

チャートを見ると、直近の日足は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。上値を切り下げる流れからは上抜けきれていませんが、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れにあり、調整的な下げの範囲内に留まっていることから、166円を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。
また170円台に乗せて終えた場合は下値リスクがやや後退、170.60-70の抵抗を上抜けて終えるか、170.80超えで越週した場合は、4/29に付けた171.59と6/3の直近高値170.89を結ぶ短期的なレジスタンスラインを上抜けて、上値余地がさらに拡がり易くなります。
上値抵抗は169.80-90, 170.60-70に、下値抵抗は168.90-00,168.40-50,168.00-10にあります。168円を割り込んで終えた場合は、短期的なサポートラインを下抜けて、下値余地がもう一段拡がり易くなります。166円を割り込んで終えた場合はトレンドの変化に要注意。

上値余地を探る動き。上値抵抗を抜け切れない可能性も

ユーロ円日足

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