3. ユーロ円　上値トライに失敗、下値リスクを残した状態（24/6/7）

ユーロ円　上値トライに失敗、下値リスクを残した状態（24/6/7）

ユーロ/円は小反落して引けました。

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ユーロ円　上値トライに失敗、下値リスクを残した状態（24/6/7）

上値トライに失敗、下値リスクを残した状態

昨日の海外市場では、ECBが予想通り４年9カ月振りに政策金利の0.25％の引き下げを決定し、4.25％としましたが、メンバーによる金利見通しが上方修正されたことや、ラガルドECB総裁が、データ次第で利下げを急ぐ必要がないとの見解を示したことから、ユーロの買い戻しが優勢となり、ユーロ/円も170台前半までつれ高となりました。しかし、NY市場で発表された米1−3月期労働生産性（改定値）の下方修正や新規失業保険申請件数の予想外の増加にドル売りが優勢となり、円がユーロより買われたことから、ユーロ/円は小反落して引けました。

チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。上値トライに失敗した形で終えており、この反動で上値余地が限られる可能性がありますが、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げて来た流れを変えておらず、この日足のサポートラインが166.00-10近辺に位置していることから、これを大きく割り込んで終えない限り、トレンドは変化せず、調整下げの範囲内となります。一方上値は、3日前の値幅のやや大きい陰線（高値170.72）が上値を抑え込んでおり、これを上抜けて終えるまでは下値リスクを残した状態です。上値抵抗は169.90-00，170.20-30，170.60-70に、下値抵抗は169.30-40，168.80-90，168.50-60，168.00-10にあります。

上値トライに失敗、下値リスクを残した状態

ユーロ円日足

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