3. ユーロ円　テクニカル週報（2024年5月第4週）

ユーロ円　テクニカル週報（2024年5月第4週）

直近の日足は前日足の上ヒゲ部分に実体を置く陽線引けとなり、前日足を補強した形となりました。

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ユーロ円　テクニカル週報（2024年5月第4週）

ユーロ強気。168円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化。

直近の日足は前日足の上ヒゲ部分に実体を置く陽線引けとなり、前日足を補強した形となりました。個々の足は強い上昇エネルギーを持ったものではありませんが、4/29の大陰線の実体を上抜けたところから一段の上昇に繋がっており、今週も上値トライの動きが継続すると見られます。

ユーロ強気。168円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化。

168円台を守り切れずに終えた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも165円を割り込んで終えない限り、トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内となります。一方上値も4/29に付けた171円台がユーロ発足以来の最高値であることや、ユーロ買い材料にも乏しいことから、これを一気に上抜けるのも難しいと見られます。但し、チャート上ではトレンドが非常に強い状態にあるため、171円台をすり抜けてもおかしくありません。日足の上値抵抗は170.70-80，171.50-60，172.00-10に、下値抵抗は169.70-80，168.90-00，168.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は168.00，162.33，161.05に位置しており、短・中期トレンドをサポート中ですが、168円割れで終えた場合は、下値リスクがやや高くなります。

一方週足を見ると、小幅続伸して3手連続陽線引けとなりました。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、直近の陽線が4手前の大陰線の実体を若干上抜けた位置で終えており、この反動で一段の上昇に繋がり易くなっています。4/29にユーロ発足以来の高値を付けたユーロ/円ですが、トレンドが強い状態を保っており、今週も上値トライの展開が予想されます。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は170.70-80，171.50-60に、下値抵抗は169.40-50，169.00±10銭、167.80〜168.00にあります。全て下抜けて越週した場合は、下値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも2023年12月に付けた153.23を基点とするサポートラインが165.00近辺に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、短期トレンドは変化しません。

ユーロ強気。168円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化。 2枚目の画像

また、これを下抜けた場合でも2023年3月に付けた138.83を基点とする中期的なサポートラインが162円台に位置しており。162円を割り込んで越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。31週、62週移動平均線は161.98と157.71に位置しており、中期トレンドをサポート中です。上値は170.40-50，170.70-80，171.00-10，171.40-50に強い抵抗がありますが、どこまでクリアできるかトライする動きが継続すると見られます。下値は170.00-10に軽い抵抗が、169.70-80にやや強い抵抗が出来ていますが、これを下抜けた場合は169.50-60，169.20-30，168.90-00，168.50-60にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに168.00-10の抵抗も下抜けて終えた場合は、ニュートラルな状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。

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