トルコリラ円見通し ドル円の反騰継続で5月16日安値からの戻り続く(24/5/21)

トルコリラ円の5月20日は概ね4.85円から4.80円の取引レンジ、21日早朝の終値は4.84円で先週末終値の4.83円からは0.01円の円安リラ高だった。

トルコリラ円見通し ドル円の反騰継続で5月16日安値からの戻り続く(24/5/21)

トルコリラ円見通し ドル円の反騰継続で5月16日安値からの戻り続く

〇トルコ円、5/20深夜ドル円が156円台へ乗せた局面で4.85へ上昇、5/21午前序盤4.85台中盤へ続伸
〇5/14高値4.86へ迫る状況、ダブルトップ破りで一段高へ進むか試されるが、ドル円を追う展開続くか
〇対ドル、5/20は概ね32.27から31.92の取引レンジ、32リラを挟んだ揉み合いで方向感を探る展開
〇4.84を上回るうちは一段高余地ありとし、4.86超えからは4.88前後への上昇を想定する
〇4.84割れからは4.82試しとし、4.82割れからは4.79前後への下落を想定する

【概況】

トルコリラ円の5月20日は概ね4.85円から4.80円の取引レンジ、21日早朝の終値は4.84円で先週末終値の4.83円からは0.01円の円安リラ高だった。
トルコリラ円はドル円の騰落を追いかけており、ドル円が5月3日夜安値151.85円から5月14日夜高値156.75円まで反騰したところでトルコリラ円は5月3日夜安値4.69円から5月14日高値4.86円まで戻し、ドル円が16日午前安値153.60円へ反落したところでトルコリラ円は4.76円へ反落したが、ドル円が再び反騰入りしたことでトルコリラ円も持ち直しに入り、20日深夜にドル円が156円台へ乗せた局面で4.85円へ上昇し、21日午前序盤には4.85円台中盤へ続伸している。

【5月14日高値を超えてダブルトップ破りからの一段高へ進めるか試される】

ドル円は5月21日午前に156.40円台へ上昇して5月14日夜高値156.75円へ徐々に迫っている。5月14日夜高値を超えれば5月3日夜安値からの上昇が二段目に入るため、二度目の市場介入のあった5月2日早朝の157円台後半を試しに向かう可能性も出てくるところだ。5月14日の米4月CPI上昇率が鈍化したことによるドル売りが一巡し、米FRB高官らによる利下げ判断先送り姿勢表明が繰り返されていることで米長期債利回りは5月16日から20日へ3連騰しており、ドル円は三度目の市場介入を警戒しつつもジリ高歩調を続けている。
トルコリラ円は5月16日午前への急落幅をほぼ解消して5月14日高値4.86円へ迫っており、高値更新へ進めば5月3日夜からの上昇が二段目に入って先高感がより優勢となると思われる。
ダブルトップ形成に終わるか、ダブルトップ破りで一段高へ進むのかにより明暗も分かれるが、ドル円を追いかけてゆく展開が続くと思われる。当面の重要イベントとしては5月23日早朝のFOMC議事録公開、23日夜のトルコ中銀金融政策発表に注目が集まる。

【ドル/トルコリラは32リラを挟んだ揉み合い続く】

ドル/トルコリラの5月20日は概ね32.27リラから31.92リラの取引レンジ、21日早朝の終値は32.13リラで先週末終値32.20リラからは0.07リラのドル安リラ高だった。
4月12日に33.03リラへ取引時間中の史上最安値を更新し、終値ベースでは4月24日終値32.54リラを史上最安値としてからドル安リラ高基調に入ったが、5月9日以降は繰り返し31.90リラ台の高値を付けているものの5月14日高値31.89リラの後は高値更新へ進めず、日足の終値ベースでは5月20日終値32.13リラがこの間の最高値であり32リラ台を抜け出せずにいるため、現状は32リラを挟んだ揉み合いで方向感を探る展開と思われる。

高インフレを利上げが後追いして経済成長も鈍化した状況の中で貿易収支、経常収支、財政収支の改善が進まず債務残高も拡大してリラの歴史的な下落が続いてきたのだが、4月12日安値を当面の底としてその後はややリラ高基調で推移している。しかし3月31日のトルコ統一地方選での与党大敗を好感したリラ買いで付けた4月1日高値31.36リラを超えないうちは史上最安値近辺での安値圏持ち合いの範囲の中でややリラ高の推移という状況にとどまる。
5月20日夜に発表された4月のトルコ中央政府債務残は7兆4926億リラとなり3月の7兆4998億リラからは若干減少した。最近のややドル安リラ高での推移を反映したものと思われ、依然として対外及び対内の債務残高は鰻登りの様相だ。

【60分足 一目均衡表・サイクル分析】

【60分足 一目均衡表・サイクル分析】

トルコリラ円の概ね3日から5日周期の底打ちサイクルでは、5月14日午後高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとしてボトム形成期を16日午前から17日午前にかけての間と想定し、4.82円超えから強気サイクル入りとしていたが、16日夜の上昇で4.82円を超えたため17日午前時点では16日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして17日午後から21日午後にかけての間への上昇を想定した。
5月21日午前へ高値を伸ばしているため引き続きトップ形成中とみるが、5月14日午後高値とのダブルトップに終わる可能性もあると注意し、一時的な安値を除き連続的な下落で4.82円を割り込む場合は弱気サイクル入りとして21日の日中から23日にかけての間への下落を想定する。

60分足の一目均衡表では5月16日午前安値からの反騰により遅行スパンが好転して先行スパンも突破ししたが、その後も両スパンそろっての好転を維持しているので遅行スパン好転中は高値試し優先とする。連続的な下落により遅行スパンが悪化するところからは下落期入りとし、先行スパンから転落する場合は下げ足が速まると注意する。ただし、いったん弱気サイクル入りした後の反騰で5月16日以降の高値を更新するところからは新たな強気サイクル入りとする。

60分足の相対力指数は5月21日早朝への上昇で70ポイントに迫っているため50ポイント台を維持する内は一段高余地ありとするが、55ポイント割れを弱気転換注意とし、50ポイント割れからは下落再開とみて30ポイント前後への低下を想定する。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、4.82円を下値支持線、4.86円を上値抵抗線とする。
(2)4.84円を上回るうちは一段高余地ありとし、4.86円超えからは4.88円前後への上昇を想定する。4.88円以上は反落警戒とするが、4.84円を上回っての推移なら22日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)4.84円割れからは4.82円試しとし、4.82円割れからは4.79円前後への下落を想定する。4.79円以下は反騰注意とするが、4.82円以下での推移なら22日も続落しやすいとみる。

【当面の主な予定】

5月23日
 16:00 5月 消費者信頼感指数 (4月 80.5)
 20:00 トルコ中銀 政策金利 (現行 50.00%、予想 50.00%)
 20:30 週次 外貨準備高 グロス 5月17日時点 (5月10日時点 742.0億ドル)
 20:30 週次 外貨準備高 ネット 5月17日時点 (5月10日時点 308.7億ドル)
5月24日
 17:00 4月 海外観光客数 前年同月比 (3月 15.65%)
5月27日
 16:00 5月 製造業景況感 (4月 106.1)
 16:00 5月 設備稼働率 (4月 76.7%)
5月30日
 16:00 4月 貿易収支確報 (3月 -73.4億ドル)
 20:30 週次 外貨準備高 5月24日時点
5月31日
 16:00 1-3月期 GDP 前期比 (10-12月 1.0%)
 16:00 1-3月期 GDP 前年同期比 (10-12月 4.0%)



注:ポイント要約は編集部

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