ユーロドル:12月9日のファンダメンタル分析
テドラギ総裁は会見でテーパリングを支持するメンバーはいないこと、引き続き下振れリスクがありいつでも拡大する用意があるとの発言を行い、ユーロドルは急反落、1.0598レベルの安値をつけ上値の重たいままでの引けとなりました。ドル円もユーロの乱高下の結果、最終的にはドル買いの流れに追随し114.38レベルまで買われた後、やや押しての引けとなりました。
ユーロドル:12月9日のテクニカル分析
ユーロドルは、最初の反応はテーパリングのイメージからユーロ買いとなりましたが、ドラギ総裁は会見でハト派的なスタンスを示したことから一転反落する荒っぽい理事会通過となりました。そうは言ってもこれまでの動きから1.08超えではいまだ戻り売りが控えていますし、1.05台前半では根強い買いもいることから、当面はどちらに抜けるのかを見極めたいというのが参加者の本音でしょうか。ただ、ドラギ総裁の発言はあるものの債券購入金額が減少することから、実質的にはテーパリングと同じと考えざるを得ません。であるならば、長期的なユーロドルの下げを見込むポジションは減ってくる可能性を考えておく必要もあるでしょう。本日は、1.0580レベルをサポートに、1.0670レベルをレジスタンスとします。
ユーロ円は、ユーロドルの上昇後の急反落から123円台前半まで買われた後に121円割れと荒っぽい展開となりました。今後はドル円の底堅さとユーロドルに対する実質的なテーパリング効果から、中期的には買いが出てくる可能性が高いと考えています。本日は120.90レベルをサポートに、121.70レベルをレジスタンスとする流れでしょう。
オーダー/ポジション状況
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