反発余地が限られる可能性
先週末の海外市場では中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の上昇で、インフレ高止まり懸念から米利下げのさらなる先送り観測や、地政学的リスクによるドル買い、円買いの動きが強まり、ユーロ/円は大きく反落して越週しました。
チャートを見ると、ユーロ/円は値幅のやや大きい陰線引けとなり、単体では下値リスクの高いものですが、この足の下ヒゲが長く、下値トライにも失敗した形となったこと、調整下げの範囲内に留まっていることから、反発に転ずる可能性を残した状態です。但し、162.00-10の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが生じて160〜161円方向への続落に繋がり易くなります。
上値抵抗は163.60-70,164.00-10,164.20-30に、下値抵抗は162.50-60,162.20-30,162.00-10,161.40-50にあります。
164.20-30の日足の抵抗を上抜けて164.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、165.10-20の抵抗をクリアして165円台に乗せて終えれば“強気”の流れに戻します。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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