NZ/円、短・中期トレンドともにNZ強気。82〜83円ゾーンに強い抵抗あり。
ニュージーランド経済は引き続き良好さを維持していますが、トランプ新大統領の政策実行への期待感からドル全面高となる間にNZドルは急落地合いとなり、11/24には0.70割れを見ましたが、現在は半値戻しの0.72台まで値を戻しています。一方、対円では下値を切り上げる流れを変えておらず、NZ/円は強い上昇トレンドを維持しています。NZ中銀は11/10に政策金利を0.25%引き下げて1.75%としましたが、NZドルが対ドル、対円で上昇基調にあることから、追加利下げについても念頭に置く必要がありそうです。
チャートを見ると、日足は10/11に付けた72.75を起点として下値を切り上げる流れを維持しており、日足は強い上昇トレンドを維持しています。短期トレンドは79円割れを見ない限り、NZ強気の流れを維持します。日足の上値抵抗は82.20-30に、下値抵抗は80.60-70にあります。
一方週足も陽線を繋げて下値を急角度で切り上げる流れを変えておらず、中期トレンドも非常に強い状態を維持していますが、一方で、82〜83円ゾーンに週足、月足ベースで見た強い上値抵抗が控えており、このゾーンでは一旦揉み合いとなる可能性があります。
週足の上値抵抗は82.10-20、82.90-00に、長期的な上値抵抗ポイントは84.00-20銭にあります。週足の下値抵抗は79.80-00にあります。31週、62週移動平均線は74.84と76.51にあり、これらをしっかり上抜けて中期トレンドは非常に強い状態にありますが、31ヵ月移動平均線が82.11に位置していることや、週足の上値抵抗ポイントも82円台にあることから、これには一旦ぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。79円割れで越週した場合は、下値リスクが点灯しますが、76円割れで越週しない限り、中期トレンドは大きく変化しません。
NZ/円【週足】:(12/7現在31週移動平均線は74.84に、62週線は76.51にあり、中期トレンドはNZ強気の流れにある。)
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