上値余地を探る動き
昨日の海外市場では主要経済指標の発表がない中、FRBの利下げ先送り観測に長期金利が上昇し、円の独歩安傾向が続きました。一方ユーロは2月の独鉱工業生産指数が+2.1%と2カ月連続プラスとなり、市場予想も上回ったことから対ドルで堅調に推移し、結果的にユーロ/円は続伸して引けています。
チャートを見ると、ユーロ/円は2手連続陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げています。直近の陽線は単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、164.60-70の抵抗を実体ベースで上抜けており、日足の形状が改善して上値トライの動きが強まると見られます。165.20-30に強い抵抗がありますが、上抜けて終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して、上値余地がさらに拡がり易くなります。可能性が低くなってきましたが、上値トライに失敗して162.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。上値抵抗は164.90-00,165.20-30,165.50-60,166.10-20に、下値抵抗は164.30-40,164.00-10,163.50-60,163.20-30にあります。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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