ユーロ円 上値の重い展開。161.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯。(24/3/7)

日銀金融政策正常化への思惑や、メジャーSQを控えて日経平均株価が高値圏から反落した流れを受けて円高が進み、ユーロ/円は162円絡みまで下落しています。

ユーロ円 上値の重い展開。161.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯。(24/3/7)

上値の重い展開。161.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯

昨日の海外市場では米2月ADP雇用者数、1月雇用動態調査(JOLTS)が市場予想を下回り、長期金利が低下したことから、ドル全面安の展開となり、ユーロ/円も上値の重いお展開となりましたが、その後パウエルFRB議長が年内の利下げを示唆したものの、慎重な姿勢を示したことや、地区連銀経済報告(ベージュブック)で「経済活動は1月初旬以降、全体にわずかに拡大した」ことが示されたことから、ドルが対円で下げ渋り、またユーロが対ドルで堅調に推移したことから、ユーロ/円も寄り付き水準に戻して引けました。本日の東京市場では、日銀金融政策正常化への思惑や、メジャーSQを控えて日経平均株価が高値圏から反落した流れを受けて円高が進み、ユーロ/円は162円絡みまで下落しています。

チャートを見ると直近の日足は寄せ線で終え、寄り付き水準に押し戻されて終えています。短期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていませんが、上値もやや切り下げる流れに入っており、163.60-70の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。162.00-10,161.40-50にやや強い下値抵抗がありますが、全て切り崩して終えた場合は下値リスクが点灯、160円を割り込んで超えた場合は短期トレンドの変化に要注意。上値抵抗は162.30-40,162.70-80,163.20-30に、下値抵抗は161.90-00,161.40-50,161.00-10にあります。

上値の重い展開。161.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯

ユーロ円日足


(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

オーダー/ポジション状況

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