中期トレンドも強気に変化(2016年11月第四週)

米大統領選後のドル急騰、円独歩安の流れを引き継ぎ、豪ドル相場は対ドルでは豪ドル下落基調にありますが、

中期トレンドも強気に変化(2016年11月第四週)

豪ドル/円、短期は強気を維持。中期トレンドも強気に変化。

米大統領選後のドル急騰、円独歩安の流れを引き継ぎ、豪ドル相場は対ドルでは豪ドル下落基調にありますが、対円では豪ドルの上昇トレンドが継続中です。特に、豪ドル/円については82円台中ばにあった重要ポイントを上抜けており、テクニカル面からは豪ドルの一段高の可能性が高くなっています。ファンダメンタルズ面から見てもオーストラリア準備銀行による緩和的な金融政策が功を奏しており、内需の強さを支えとして景気の緩やかな拡大基調が継続することが予想されます。

チャートを見ると、日足は82円台半ばにあった中期的な上値抵抗を実体ベースで上抜けており、新たな上昇トレンドを形成する可能性が高くなっており、84〜86円ゾーンの長期的な上値抵抗をトライする動きが強まると見られます。81円台を維持出来ずに越週した場合はこれがダマシであった可能性が生じますが、79〜80円台で収束していた短・中期的な移動平均線をしっかり上抜けており、また、日足の形状も安定していることから、その可能性は低いと見られます。日足の上値抵抗は84.70-80に、下値抵抗は82.00-10にあります。短期トレンドは81円割れでニュートラルな状態に戻しますが、80円割れを見ない限り、弱気転換しません。

一方直近の週足は実体が小さい陽線引けとなり、単体では上昇余力の強いものではありませんが、78.50にある31週移動平均線を11月第2週の陽線がしっかり上抜けて、新たな上昇トレンド入りしていることや、今週は上値トライの動きが先行して81.86に位置する62週移動平均線を上抜けており、中期トレンドも豪ドル強気の状態に変化し始めています。週足が新たなトレンド入りしてまだ日が浅いことから、当面は深い押しにもまだ繋がり難いと見られます。週足は、81円割れの越週とならない限り、豪ドル強気の流れを維持します。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は85.90-00に、下値抵抗は81.20-30にあります。31週、62週移動平均線は78.50と81.86に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れに入っています。

豪ドル/円、短期は強気を維持。中期トレンドも強気に変化。

豪ドル/円【週足】:(11/23現在31週移動平均線は78.50に62週線も81.86にあり、これらを上抜けて短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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