地震発生、津波情報でドル円急落(2016年11月22日)

今朝5時59分ごろ福島県沖で発生したマグニチュード7.3の地震およびその後の津波警報、実際に福島県等で観測された最大90cmの津波の影響で、

地震発生、津波情報でドル円急落(2016年11月22日)

地震発生、津波情報でドル円急落

ドル円は111円近辺から一時110.46まで下落

今朝5時59分ごろ福島県沖で発生したマグニチュード7.4の地震およびその後の津波警報、実際に福島県等で観測された最大90cmの津波の影響で、ドル円は111円近辺から一時110.46まで下落しています。
昨晩の海外市場ではフィッシャーFRB副議長が「米経済がFRBの二つの目標に接近した」等経済の先行きに対する楽観的な見解を示したこと、月末のOPEC総会での原油の生産調整に関する期待が高まり、原油先物価格が3週間ぶりの高値をつけたことからドル円は一時111.36をつけましたが、高値警戒感も強まり地震発生以前に111円近辺まで下落していました。

「有事の円買い」発動 一時福島原発の施設異常で緊迫も

福島原発では1mの津波の到達が伝えられていますが、現在のところ施設に避難はないとの報道、ただし、現時点でも津波による予想以上の水位の上昇が伝えられている地域もあり、また、NHK等によれば福島第二原発の三号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止しているとの情報もあり、水温の上昇は緩やかで時間に余裕があるとしながらも予断を許さない状況です。(7:59ごろに冷却再開報道あり)

東日本大震災の時と同じでドル円は今回の地震でもやや矛盾する「有事のリスク回避の円買い」が発動した形です。
今回の地震が津波を伴うものであったことから、朝方よりテレビ等の報道機関が「逃げろ」などの警告を表示して緊迫した状況となったことから、被害の状況はいまだ明らかではないものの市場への影響が通常の地震発生時より大きいものとなりました。

その後落ち着きを取り戻す

今のところ地震による大きな被害は伝えられていませんが、株為替ともそろそろ調整かという局面でしたので、この後開場する東京株式市場への調整の引き金としての影響が懸念されます。
津波到達報道にともない、ドル円は再度110.60を割りこむ局面もありましたが、現在は110,70近辺で売買幅はやや広めながら比較的落ち着いた取引となっています。

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