ドル円111円台まで上昇後やや調整
週明けの東京市場でドル円はドル買いがやまず、朝方約半年ぶりに111円台に乗せました。午前中日経平均も18,000円台を回復、その後は方向感をなくして、売り買いの交錯する展開となりました。日経平均の終値は138円高の18,106円と10ヶ月半ぶりの高値、ドル円は昼過ぎに高値111.19をつけた後はやや調整し、海外時間に入ってからは110円台後半での取引となっています。
ドル円は大統領選当日の11月9日トランプ氏の優位が明らかになった時点の急落時の安値が101.20からわずか8営業日でほぼぴったり10円上昇し、足踏みしたことになります。
上げ幅からいっても、今週23日の日本の祝日と欧米市場の24日以降の感謝祭で市場が薄くなる状況から考えても、いったんは調整が入りやすい局面と考えられ、市場では警戒感が強まっています。
一方で、ここまで一本調子でのドルの上昇が続いたことから、戻り局面では買い遅れたドルに対しての実需の買いの意欲も強く、また、米金利も高止まりしていることも支援材料となって、ここに至っても予想以上に底堅い相場が続いていて、先行き不透明です。
今朝方発表となった本邦10月の貿易収支は4,962億円の黒字、市場予想の6,100億円の黒字は下回ったものの、二ヶ月連続の黒字となりました。
ただ、原油安と先月までの円高の影響が大きく、自動車・鉄鋼を中心に輸出も振るわない状況となっています。前年比で輸出は10.3%減、輸入は16.5%減、欧州向けは赤字に転落しています。
序盤の欧州株価指数先物は弱含みで推移、今晩22:00からフィッシャーFRB議長の講演、22:30からはシカゴ連銀全米活動指数の発表があります。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.22
ドル円、下落後に反発するなど底堅い動き。上昇トレンドの継続を想定(11/22朝)
21日(木)のドル円相場は下落後に持ち直す展開。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.21
ドル円 地政学リスクくすぶるも再びレンジの様相に(11/21夕)
東京市場は一転してドルが弱含み。とくに終盤下げ足を速めている。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:編集人K
2016.11.22
地震発生、津波情報でドル円急落(2016年11月22日)
今朝5時59分ごろ福島県沖で発生したマグニチュード7.3の地震およびその後の津波警報、実際に福島県等で観測された最大90cmの津波の影響で、
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:編集人K
2016.11.18
ドル円未だ反転の兆し見えず(2016年11月18日)
昨晩のイエレン議長の議会証言で、米利上げの確率が高まったものの、住宅着工件数が予想を大きく上回るなど引き続き米経済が堅調と見られることから、
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。