ドル円未だ反転の兆し見えず
昨晩のイエレン議長の議会証言で、米利上げの可能性が更に高まったものの、住宅着工件数が予想を大きく上回るなど引き続き米経済が堅調と見られることから、昨晩も米株は上昇。
朝方行われた安倍首相とトランプ次期大統領の会談は肩透かしでしたが、大きなマイナス材料ともならず、日経平均は一時約10ヶ月ぶりに18,000円を回復、終値は104円高の04,967円、ドル円も110円に乗せ、会談後一旦は110円を割り込んだものの、午後には高値を更新する動きとなって一時110.92をつけ未だドル高値圏での取引が続いています。
11月9日の大統領選の安値101.20からわずか8営業日で9円50銭以上の一本調子での上昇、イベントによるスパイク的な動き以外でこのような動きはあまり記憶がありません。
これからのテクニカルのターゲットについては本日山中先生がまとめて下さっているのでそちらを参照いただくとして、当面は株も為替も相場についていくしかなさそうです。
しかし、山高ければ谷深いとも言います。特に対円のドル高についてはそもそもトランプ氏の主張とも相容れないものですし、米国内でもそろそろ不満の声も上がっていることでしょうから、何らかのトリガーで相場が急反転する可能性があることは常にイメージしながら、その場合の対応策についても用意しておくことでしょうか。
今晩は米指標は12:00に景気先行指数がある程度ですが、セントルイス連銀総裁、NY連銀総裁、カンザスシティー連銀総裁のスピーチが予定されています。序盤の欧州株価指数先物は弱含みで推移。
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