材料が乏しい中米議会が今週再開(2016年11月16日)

市場はトランプ氏の大統領選勝利に戸惑い

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ユーロドル:11月16日のファンダメンタル分析

東京市場では、輸出のドル売りオーダーや株価の上値が重かったことから短期筋の利食い売りを誘う結果となり、107円台を何度かトライする上値の重たい展開となりました。しかし、それでも107.75/80レベルでは押し目買いを考える向きが多い様子で下値を試すたびに108円台前半へと買い戻される動きを続けました。NY市場に入り予想よりも強い小売売上高に反応して再びドル買いの動きとなり、前日高値を上回るとドル買いが加速し引けにかけては109.34レベルまで上伸しドル高値圏での引けとなりました。ユーロドルでもユーロ売り・ドル買いの動きとなりましたが、こちらは前日安値を下回らずのクローズとなっています。

ユーロドル:11月16日のテクニカル分析

ユーロドルは、ドル円ほどではありませんがやはりドル高の動きが続き前日の安値圏での引けとなりました。基本的なドル高の流れには違いは無いものの、ポンドが底堅い動きとなっていることがユーロドルの動きを鈍くさせている様子です。本日はここ2日間のレンジ内での動きを考え、1.0710レベルをサポートに、1.0770レベルをレジスタンスとします。

ユーロ円は、ドル円での円安のスピードが速く117円台に乗せる動きとなっています。最近連日書いている週足で見た場合の三角もちあいを上抜けしたと考えられ、テクニカルにもユーロ円は一段高を試しやすい流れとなっています。ドル円が目先の高値に近いことを考えるとユーロ円もまたいったん調整が入ってもおかしくはありませんが、長期的にはかなりの上値追いが出て来る可能性が高いと見ておいたほうが安全です。本日は116.60レベルをサポートに、117.30レベルをレジスタンスとする流れでしょう。

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