オーストラリアドル週報(2023年8月第4週)

豪ドルは対米ドルで下落基調が継続、対円では上下の抵抗に挟まれながらも上値の重い展開となっています。

オーストラリアドル週報(2023年8月第4週)

豪ドル/円、短期は弱気。中期は強気。92円割れの越週で新たな下落リスクが点灯。

今週はオーストラリア独自の注目材料はなく、アメリカの金融政策の行方や、ジャクソンホール会合での各国中銀総裁発言、25日の日本時間23時過ぎに行われるパウエルFRB 議長の講演内容などに注目が集まっています。日米欧の金融政策格差や、米欧の景況感格差でドル全面高の展開となる中、豪ドルは対米ドルで下落基調が継続、対円では上下の抵抗に挟まれながらも上値の重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は3月に付けた86.06を基点として下値を切り上げる流れを維持していますが、6/19に付けた97.67を直近高値として上値も切り下げおり、上下の抵抗に挟まれた状態にあります。値動きが収縮していることから、一方向へ抜け出す可能性にも注意が必要です。95円台に乗せて終えれば下値リスクが後退して96円超えトライへ。逆に93円台を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて92円台の中期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は94.20-30,94.60-70,95.00-10に、下値抵抗は93.50-60,93.00-10,92.00±10銭にあります。21日移動平均線は93.89にあり、これを上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態ですが、120日、200日線は92.25と91.90に位置しており、中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は小陰線で終え、続伸に繋げられずに終えていますが、下げエネルギーの強いものではなく、下値抵抗を守って反発に転ずる可能性を残しています。一方で、6月に付けた97.67を直近高値として上値も切り下げており、この週足の上値抵抗が94.70-80に位置していることから、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。またこれを上抜けた場合でも、97.50-60に一段と強い抵抗が控えており、これを上抜けて越週するまでは下値リスクを残しており、上値余地も拡がり難い状態です。逆に週足の下値抵抗が93.00-10にありますが、割り込んで越週した場合は新たな下落リスクが生じます。週足の上値抵抗は、94.70-80,95.70-80,97.50-60に、下値抵抗は93.00-10,92.00-10,90.00-10にあります。31週、62週移動平均線は92.08と92.61に位置しており中期トレンドをサポート中です。

豪ドル/円、短期は弱気。中期は強気。92円割れの越週で新たな下落リスクが点灯。

8/24現在、31週移動平均線は92.08に、62週線は92.61にあり、中期トレンドをサポート中。

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