急落からドルが回復(2016年11月10日)

8日投開票の米大統領選挙で

急落からドルが回復(2016年11月10日)

ユーロドル:11月10のファンダメンタル分析

まさかのトランプ大統領誕生を見ることになりましたが、もっと驚いたのがマーケットの動きです。トランプ優勢が伝えられる中での株価急落、ドル大幅安の動きはこれまでトランプリスクとして言われていた動きに沿ったものであり納得出来るものですが、その後の急反転そしてNYダウにしてもドルにしても前日終値よりも高い水準で一日を終わったことです。為替市場では長期金利の上昇で素直にドルが買われたと説明され、株式市場では連邦議会が上下院ともに共和党が過半数でトランプ大統領となれば共和党ホワイトハウスで政治的なねじれがなく、また減税等での景気浮揚に期待と突然これまでとは違った論調となっています。

ユーロドル:11月10日のテクニカル分析

正直言って個人的には昨日の欧州市場以降の落ち着き、異常なまでのリスクオンの動きに対しては消化不良状態です。このままリスクオンの動きがストレートに続くのか怪しいのではないかと考えています。昨日の動きに買いらず、大きく動く時にはアルゴリズムトレードが振れを拡大させていること、また誰かはわかりませんが混乱時にかなりの金額で市場に混乱を与えるような取引(チープラーニング等を使ったAI取引ではないかと疑っています)が出ているのではないでしょうか。大統領選を一夜明け、そんなことを考えました。

前置きが長くなりましたし、昨日の今日ですから大きく振れる可能性も高く、本日は中心となる予想レンジのみを以下に記しておきます。
 ドル円: 105.20〜106.00
 ユーロ: 1.0900〜1.0980
 ユーロ円: 115.00〜115.90

オーダー/ポジション状況

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