「なんで逆なの?」という違和感(2016年11月11日)

米大統領選挙で

「なんで逆なの?」という違和感(2016年11月11日)

ユーロドル:11月11日のファンダメンタル分析

東京市場では久しぶりの105円台後半を見たことで朝方から実需のドル売りが目立ちました。前場に一時的に105円を割り込む場面も見られましたが、そこまで。引き続き大統領選後のドル高地合いには根強いものがあり、欧州市場に入ると朝方の高値を上抜け106円台乗せ、その後もNY市場ではダウが史上最高値を更新するなど全面的なリスクオンの動きとなり、ドル円は106.95レベル、ユーロドルも1.0865レベルのドル高水準となり引けにかけてやや調整が入っての引けとなっています。

選挙前にはあれだけトランプリスクと言われていたのに対して、現状は新政権の政策期待とインフレによる金利上昇から株高、ドル高の事前シナリオと正反対の動きとなっています。これが本当の動きならばトランプ大統領も良しと言えるのでしょうが、不自然に形成された値動きに対する後講釈となっている可能性も捨てきれず、本当にリスクオンなのかどうか見極めるにはいまだ消化不良のような気がしています。そして、本当にリスクオンであるならばどれだけ後からついていっても間に合うという息の長いトレンドを形成することになるものと考えられます。

ユーロドル:11月11日のテクニカル分析

ユーロドルは、ドル高の中で水準を1.0865レベルまで下げ、10月安値1.0851レベルを視野に入れています。ここを割り込んで来ると一段安の動きとなりますが、現状はインフレ懸念からポンド高の動きとなっていることもあって、ポンドの動きがユーロ売りをやや鈍らせている様子です。ただ、早晩新安値を付ける動きにつながるでしょうから、ユーロも戻り売りを考え、1.0910レベルをレジスタンスに、1.0855レベルをサポートとする流れとします。

ユーロ円は、ドル高の動きの中で特にドル円でのドル買いが強いことから116.58レベルまで上昇後、116円台前半でのもみあいとなっています。本日は引き続きもみあいと見て115.90レベルをサポートに、116.50レベルをレジスタンスとする流れでしょう。

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