それでもFRBは来月利上げに(2016年11月10日)

前日8日投開票された米大統領選は

それでもFRBは来月利上げに(2016年11月10日)

ドル円:11月10日のファンダメンタル分析

色々と驚きの一日でした。まさかのトランプ大統領誕生を見ることになりましたが、英国国民投票の時とまったく同じで、今回の大統領選では一般大衆白人層の不満がメディアの報道以上に強く、彼らの1票の集まりがこれまで民主党地盤と考えられていた州でもトランプ支持につながったということになります。結果が出てからのメディアは、これもまた英国国民投票のブレグジット決定時と同じで後付けでトランプ支持層の多さを報道していますが、そもそも一般大衆に属していない人が多いメディア関係者には、最初からトランプ大統領誕生という選択肢が無かったということかと思います。今年はブレグジットと米国大統領選、どちらもコンセンサスとは全く異なる結果となりましたが、英国、米国、そして他の国でも大きな転換期にあるということを改めて認識させる出来事でした。

政治的な安定はそもそも連邦議会では共和党が優位ということは前から言われてたことですし、減税はそもそも公約ですから取って付けたような後付け分析としか思えません。ポジション調整で売りすぎた参加者の買い戻しと短期的な期待感だとするならば、ここからの展開はよくよく考えなくてはならないと思います。長期金利上昇の原因も今後の米国債務の増大を懸念して米債が売られた結果ですから、流れによっては更に株安、ドル安と米国売りのトリプル安になるリスクもあります。そもそも、事前に懸念されていたトランプリスクはそこだったのではないかという疑問が残ります。

ドル円:11月10日のテクニカル分析

前置きが長くなりましたし、昨日の今日ですから大きく振れる可能性も高く、本日は中心となる予想レンジのみを以下に記しておきます。
 ドル円: 105.20〜106.00
 ユーロ: 1.0900〜1.0980
 ユーロ円: 115.00〜115.90

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る