米6月鉱工業生産指数の予想
本日は小売売上高の45分後に6月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。前回5月はIP・CU共に予想以下となりドル売り材料となりました。
今回予想はIPが前月から伸びなしのゼロ、CUは横這いになっています。昨日NY連銀製造業景況指数(NY)が公表され、予想▼3.4に対して1.1となり、6月の6.6に次いでプラスを確保しています。下図を見ると、先行指標のNYは今年3月の▼21.10を底に持ち直していますが、オレンジ色のラインままだマイナス圏に沈んでいます。5月が▼31.8でしたので、もし8月が▼7より改善した結果になれば移動平均はプラスを回復しますが、決して芳しい数値とは言えません。青のIPも2022年7月高値の104.5(緑の横線)から下落していましたが、NYの横這いに合わせ、IPも踊り場になっています。今回予想通りの結果になればあまり材料視されないと思いますが、万一、レンジ下限のマイナスでも出ればドル売り材料視されそうです。いずれにせよ、小売売上高とIPが揃って同じ方向の結果にならない限りは行って来いの相場になりそうです。
今回予想
(2023年7月18日10時00分現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
青の矢印が今回の発表値予想
赤い線はゼロ
下図はユーロ円の週足チャートです。今年1月2日週底値からサポートA(=1.0620)とそこから平行に上げたB(=1.1160)のユーロ高トレンドラインを、先週上抜けて終わっています。流れはユーロ一段高を狙える位置にいます。しかしながら、昨年9月26日週底値からのサポートC(=1.1280)を5月15日週に下抜けてからは抵抗線になり、先週はそのCに止められています。現在のスポットはそのCを試す流れにいます。もしCを越えて行けば昨年1月中旬や2月上旬の高値であるD(=1.1485〜95)辺りが次の上値目途になりそうです。
下値はBを割り込んでくると、1.1100、1.1060、1.1000にサポートがあり、更に5月29日底値からのE(=1.0920)が目途になります。
(2023年7月18日14:20 1ユーロ=1.1260ドル)
オーダー/ポジション状況
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