NZの2023年第2・四半期消費者物価指数の予想(23/7/18)

日本時間2023年7月19日朝7時45分に発表予定です。

NZの2023年第2・四半期消費者物価指数の予想(23/7/18)

NZの2023年第2・四半期消費者物価指数の予想

明日の早朝にNZの第2四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。

今回発表予想

今回発表予想

(7月18日10時現在)

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

黒い線の右側は今回
赤は0%

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(赤1〜3%)

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(赤1〜3%)

今回の予想値を加味(黒い線より右)
緑は中銀の5月時における23年4Qインフレ目標値4.9%(2月時の5.3%から下方修正)

今回発表の2023年2Q・CPI予想は前期比+0.9%、前年比+5.9%と、前期比、前年比共に比較的大きな低下予想になっています。
下表はNZ中銀の4半期毎の見通しで、最新は今年5月に発表されました。内容は2月時と比べ、GDPはマイナス幅が小幅縮小、2024年にはプラス回復予想になっています。一方のCPIは前回2月時からかなりのインフレ低下予想になっています。今回2Qの市場予想は5.9%ですが、中銀は6.1%ですので、明日の結果はここまでが許容範囲といえそうです。
これにより中銀の5月時OCR(政策金利)先行き予想も現行の5.5%で打ち止めになっています。そして来年央から利下げ開始の見込みです。このまま行けば景気配慮の金融政策も視野に入れておく必要が出てくるかもしれません。

NZ中銀のGDPとCPI見通し

NZ中銀のGDPとCPI見通し

尚、NZドル米ドルは今日の相場シカゴポジション394をご参照願います。明日のCPIが予想以下になった場合に、利下げ思惑からNZドル売りになるか、景気配慮への政策余地拡大からNZドルの買いに繋がるのかをみたいと思います。


(7月18日15時00分 1NZドル=0.6328米ドル)   

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る