ユーロドル1.12台前半でもみ合い
14日の東京市場でユーロドルは高値圏での一進一退。朝方1.1226レベルで取引が始まったユーロドルは、1.12台前半でもみ合いながら上値を伸ばし、1.1243の高値をつけました。夕刻にかけて反落するも1.12割れは回避して持ち直し、東京時間18:00現在は1.1230レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、前日の消費者物価指数に続き発表された米6月生産者物価指数も事前予想を下回り、インフレ鈍化が再確認される形となりました。これを受けて米長期金利が低下。ユーロドルはほぼ一本調子で米国時間終盤まで上げ、1.1226レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨日の上昇で週足ベースでは今年2月3日週高値1.1033と4月28日週高値1.1095を結ぶレジスタンスライン(今週1.1152レベル)を突破、21年初の高値1.2349から22年安値0.9536までの下落の61.8%戻し1.1274までの上値余地が広がっています。
米国のインフレ率の上昇鈍化傾向が顕著となり、6月CPIが+3.1%と直近の本邦CPIを下回りつつあるのに対し、独CPIは6%台を上昇中とここへ来て欧州のインフレ率の高騰が目につく状況となっています。金融引き締めの先が見えた米国に対し欧州圏の金利引き上げ余地の大きさと金利先高観がユーロドルを支えています。
序盤の欧州主要株価指数はまちまちの動き。今晩この後は、21:30に米6月輸入物価、23:00にはミシガン大消費者信頼感速報値の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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