ニュージーランドドル週報(2023年6月第5週)

NZドルは対米ドルでやや弱含みの展開、対円では堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2023年6月第5週)

NZ/円、短期は強気を維持。中期も“強気”。

今週はNZ独自の注目材料がありませんでしたが、ECBフォーラムで欧米中銀と日本の金融政策との格差が再確認されたこと、今週発表された米経済指標が、労働市場の強さと消費の堅調さ、住宅市場の改善を示す内容であったことなどからドル買い動意が強まる展開となり、NZドルは対米ドルでやや弱含みの展開、対円では堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、このやや中期的なサポートラインの下値抵抗は83円台後半にあります。また、6/1に付けた83.53を直近安値として下値を急角度で切り上げる流れも維持しており、この短期的なサポートラインの下値抵抗は87.10-20にあります。87.00を割り込んで終えた場合は、このサポートラインを下抜けて、調整下げ局面入りの可能性が生じますが、この場合でも83.50以下で終えない限り、短期トレンドが大きく変化せず調整下げの範囲内となります。日足の上値抵抗は88.40-50,89.10-20,89.90-00に、下値抵抗は87.20-30,86.50-60,85.10-20にあります。21日、120日、200日移動平均線は86.69,84.20,84.43に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は下ヒゲのやや長い寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して引けています。下値トライに失敗した反動で今週は上値トライの動きが先行しましたが、89円超えトライに失敗して小反落しています。しかし、2手前の大陽線が新たな上昇トレンド入りした可能性を示唆しており、この週足の下値抵抗が87.00近辺に位置していること、2020年3月に付けた59.51を基点とする長期的なトレンドラインを上抜けた位置で推移しており、この下値抵抗が86.00-10に位置していることから、86円台を割り込んで越週しない限り、短期トレンドは大きく変化しません。週足の上値抵抗は89.20-30,89.90-00,90.80-90に、下値抵抗は86.80-90,86.00-10にあります。全て下抜けて越週した場合は下値リスクが点灯します。31週、62週移動平均線は84.39と84.41にあり、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、短期は強気を維持。中期も“強気”。

6/29現在、31週移動平均線は84.39に、62週線は84.41にあり、短・中期トレンドをサポート中。

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