ハードブレグジットの可能性は低下(2016年11月4日)

先日来、

ハードブレグジットの可能性は低下(2016年11月4日)

ユーロドル:11月4 日のファンダメンタル分析

2日の海外市場以降もドル安の流れは続き、FOMCでは想定通り現状維持に加え12月利上げの流れには変化なしとの見方から、東京市場が休場となった3日のアジア市場ではトランプリスクを懸念したリスクオフの動きが加速しました。ドル円が102.55レベル、ユーロ円も114.02レベルまで水準を下げ、その後は短期筋の買い戻しも入り、前日NYクローズ近くまで戻したものの、上値は重く103円を割り込んでの引け。ユーロドルも基本的にドル円と同様の動きを辿り1.1126レベルの高値をつけた後にやや押して引けています。

引き続き8日の大統領選投票日に向け、トランプリスクを意識する展開が続きますが、本日は米国雇用統計もあり、まずは雇用統計の結果が12月のFOMCに向け利上げ思惑を後退させない内容かどうかを見極めることとなります。コンセンサスは失業率が4.9%、NFPが+17.5万人となっていますが、NFPに関しては多少弱くても+15万人を超える数字であれば、利上げ思惑の後退にはならないものと考えられます。以下、「雇用統計まで」の動きとしてテクニカルな面を中心にコメントを加えておきます。

ユーロドル:11月4 日のテクニカル分析

ユーロドルは、この2日間で1.11台前半を何度かトライしながらも一進一退の展開を続けています。英国のEU離脱に関して議会の承認が必要とする判決や四半期インフレ報告においてポンド安がインフレ見通しを大幅に上昇させる等の材料がポンド高に繋がり、その動きもユーロを下支えすることとなっている様子です。本日は1.1125レベルをレジスタンスに、1.1070レベルをサポートとする流れとします。

ユーロ円は、ドル安の流れの中でリスクオフの動きから円買いがより強い動きとなっているため、上値の重たい展開が続きやすい地合いです。雇用統計もドルを介在しないため、影響を受けにくく当面は戻り売りを考えることとなります。本日は114.60レベルをレジスタンスに、113.90レベルをサポートとする流れでしょう。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る