オーストラリアドル週報(2023年6月第3週)

豪ドルは対米ドルで堅調推移、対円でも続伸し高値圏で推移しています。

オーストラリアドル週報(2023年6月第3週)

豪ドル/円、短期は“強気”。中期も強気に変化。

6/15に発表された5月の失業率は3.6%と前月の3.7%から低下、また新規雇用は+7.59万人と市場予想の1.6万人を大きく上回りました。為替市場はこれを受けて、対米ドル、対円で上昇しました。また注目されたFOMCでは、市場の予想通り利上げ見送りとなりましたが、先行きの金利見通しではFRBが年内2回の利上げを予想していることが明らかになったことや、米小売売上高が市場予想を上回ったこと、日銀の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策に変更なく、現状維持としたことからドルが対円で上昇し、豪ドルは対米ドルで堅調推移、対円でも続伸し高値圏で推移しています。

チャートを見ると、日足は3月に付けた86.06を基点として下値を切り上げる流に変わりなく、また昨年9月に付けた98.60を基点とするレジスタンスラインも上抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。また95.00-10にあった強い上値抵抗も上抜けており、新たな上昇トレンド形成の動きに入った状態です。日足の上値抵抗は97.70-80,98.10-20,98.60-70,100.30-40に、下値抵抗は96.10-20,95.10-20、94.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は92.64,90.69,91.76に位置しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。

一方直近の週足は高値圏で引ける陽線引けとなり、この足が92.40-50の抵抗を実体ベースで上抜けて新たな上昇トレンド形成の動きに入っています。今週はこの流れを受けて急伸しており、95円台の抵抗もすり抜ける動きとなっています。今週足の終値が95.50超えを維持して越週した場合は2020年3月に付けた59.91を基点とする長期的なレジスタンスラインを上抜けて来週以降一段の上昇に繋がり易くなります。この場合は昨年9月に付けた98.60を目指す動きが強まる展開が予想されます。逆に可能性がやや低くなってきましたが95.00以下で越週した場合は下値リスクが点灯します。週足の上値抵抗は97.70-80,98.60-70に、下値抵抗は96.00-10,95.10-20,94.00-10にあります。31週、62週移動平均線は90.97と92.25に位置しており短・中期トレンドは“豪ドル強気”の流れに入っています。

豪ドル/円、短期は“強気”。中期も強気に変化。

6/15現在、31週移動平均線は90.97に、62週線は92.25にあり、短・中期トレンドをサポート中。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る