ドル円続落、一時140円割れ
30日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方140.45レベルで取引の始まったドル円は、序盤はやや上げて140.50を挟んでもみ合ったものの、実需とみられる売りに仲値公表を挟んで下落。一時139.96の安値をつけた後、東京時間正午現在は140.04レベルで取引されています。
日経平均株価は、序盤に半導体銘柄等が買われ前日比プラスで推移する場面もありましたが、連日日経平均株価が直近高値を更新する動きが続いたことへの警戒感から、次第に利食い売りに圧される形となりました。前場終わりまでには情報技術関連を除くほぼすべての業種で売りが優勢となり、114円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では米英の両市場が祝日で参加者が少ない中でしたが、米連邦予算上限問題が与野党合意に達したにもかかわらず、あまりリスク選好の強まりが感じられない相場展開。休場の英国を除く欧州主要株価指数は軟調に推移し、米株先物も伸び悩みました。ドル円は東京序盤に付けた140.92を高値に上値の重い展開となり、140円台前半でもみ合った後、終盤やや盛り返し140.46レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、主要テクニカルポイントの上で推移、ドル買い地合いが継続しています。更に、先週末からは3/24からの上昇チャネル上限(本日は140.18レベル)に絡む動きとなっており、一時大きく上抜ける場面もありましたが、現状は再びチャネル内に回帰しての推移です。サポートは急速に上昇してきている転換線が139.10レベル。上昇チャネル上限をクリアに上放れた場合のターゲットは、昨年高値151.95からの下落の61.8%のある142.50レベルです。
本日この後は、3連休明けとなる米英勢が、前日同様の材料出尽くし的な動きをするのか、それとも改めてリスクオンの動きを強める形となるのか要注視です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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