豪州4月消費者物価指数の予想(23/5/30)

日本時間2023年5月31日10時30分に発表予定です。

豪州4月消費者物価指数の予想(23/5/30)

豪州4月消費者物価指数の予想

豪州4月消費者物価指数の予想

(今回発表予想)5月30日9時00分現在


明朝、豪州の4消費者物価指数(CPI)が発表されます。
前回3月は前年比+6.3%となり予想を大きく下回りました。2月が+6.8%でしたので、インフレ沈静化が進展しているとの受けとめ方です。豪ドル米ドル相場は公表前に0.6630付近で推移していましたが、公表後は0.6600付近まで売られ、その日の底値が0.6591、終値は0.6603でした。今回4月は前月よりはやや高い予想ですが、レンジは+5.9〜+6.6%ですので、豪ドルが弱い中で、レンジ下限になると売り材料になりそうです。

下図を見ると、昨年12月がピークの+8.4%で、それ以降は一貫して軟化していましたが、今回予想値はやや上昇気味です。直近の中銀見通し(5月時)では赤が2023年6月末予想の6.25%(2月時予想6.75%から下方修正)、緑が12月末予想の4.25%(同4.75%から下方修正)になっています。見通しを下方修正しましたが、6月には十分達成できる流れにはいます。ただ年末までの4.25%まで下がるかはまだ微妙な流れにいますので、 もし年央まで横這いが続くと利上げも視野に入ってきます。5月の中銀金融政策では0.25%の利上げを実施しましたが、今後の利上げもデータ次第としていますので、インフレとの戦いは続くことになります。

(1)消費者物価指数の前年比推移

(1)消費者物価指数の前年比推移

赤は5月時中銀の6月インフレ予想6.25%、緑は同12月予想4.25%、青の矢印は今回発表分


下図(2)を見ると、中銀は5月の金融政策でOCRを0.25%上げました。4月に据え置きとしていますが、インフレ懸念を払拭できずに利上げしています。青のラインはオレンジに接近した動きが続いていましたが、このまま横這いになると、オレンジ色の上昇懸念が生じてきそうです。

ご参考までに5月2日の豪州中銀金融政策の一部をお送りします。

(1)消費者物価指数の前年比推移 2枚目の画像

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(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

青の矢印が今回発表分


豪ドル米ドル相場はシカゴポジション387をご参照願います。昨日のレンジは0.6523〜0.6554となり小幅でした。週初に0.6555〜0.6570にある最初の抵抗線までポジション調整した形となっています。

(5月30日10:30、1豪ドル=0.6550米ドル)

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