オーストラリア 4月小売売上高の予想(23/5/25)

前回3月は予想を上回り、昨年12月の大きな落ち込み▼3.9%からは徐々に回復しています。

オーストラリア 4月小売売上高の予想(23/5/25)

4月小売売上高の予想

(発表5月26日、日本時間10時30分予定)


前回3月は予想を上回り、昨年12月の大きな落ち込み▼3.9%からは徐々に回復しています。
下図を見ると、昨年6月〜10月の伸びが大きく、コロナ後の高い回復トレンド(黒)の上限まで好調を保っていましたが、12月の大幅悪化でコロナ後の低い回復トレンド(赤)近くまで低下し、その後はゆっくりと上昇を続けています。
今回予想通りの数値がでても昨年11月の高値水準を超えるまでには回復しません。仮に予想レンジの上限が出ても、11月水準の99%までの回復に留まります。伸びは順調ですが、マイナスでもなれば、豪ドルが弱い状態(チャート御参照)の中でサプライズになりそうです。
また前月の内訳を項目別にみると内容的には芳しくなく、プラスから高い順に、外食(+1.5%)、食品(+1.0%)の2項目がプラスを牽引。その他小売が+0.0%で、それ以外はマイナスとなっています。低い順に、百貨店(▼0.2%)、家庭用品(▼0.4%)、衣料関連(▼1.0%)でした。

4月小売売上高の予想

  
(5月25日9時00分現在)

小売売上高

2018年12月を100にしたもの(コロナ後の低い回復トレンドは赤い線、高い回復トレンドは黒い線で記載しています。今回予想は青矢印)

4月小売売上高の予想 2枚目の画像

.

下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。今週は重要な週になっています。昨年4月4日週高値からの抵抗線A(=0.6970)で豪ドル安になっています。ここから平行に下した目安の下限B(=0.6180)でトレンドラインになっています。一時はAとBのトレンドを下回りましたが、昨年11月7日週にこのライン内に回帰してから、豪ドルの戻りが始まりAに当たりながら、再度豪ドル安になっています。
下値は、昨年10月10日週の実体底値、翌週底値、今年4月28日週底値、先週の底値を結んだサポートC(=0.6620)で守ってきましたが、昨日のNZ中銀の金融政策後のオセアニア通貨売りに大きく下落し、Cを割りました。そしてこれまで横サポートだったD(=0.6555〜70)も切れています。週足なので明日金曜日の終値次第になりますが、下ヒゲだけの抜けになるか、あるいは実体で下抜くかを確認したいと思います。仮に前者ですと、豪ドルが弱い中で戻りが期待できます。もし後者になると昨年11月からのディセンディングトライアングルの下抜きなので、流れはB方向狙いになります。

一方、上値は1月30日週高値と5月8日週高値を結んだ抵抗線E(=0.6770)があります。これを越えてくれば、下値リスクが減じられてA方向の戻り余地が広がります。
尚、シカゴにとっては相場観通りの流れになっており、ここでポジションを利確してくるのか、売り増ししてくるのかが注目されます。

4月小売売上高の予想 3枚目の画像

(2023年5月25日10:15、1豪ドル=0.6536米ドル)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る