ユーロドル1.08割れ、米長期金利急騰と欧州指標不冴えで (5/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは、軟調推移。

ユーロドル1.08割れ、米長期金利急騰と欧州指標不冴えで (5/23夕)

ユーロドル1.08割れ、米長期金利急騰と欧州指標不冴えで

23日の東京市場でユーロドルは、軟調推移。朝方1.0813レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤1.0821まで上値を伸ばす場面もありましたが、日中は米株先物が下げたこともあり、1.08台前半を緩やかに下落しました。夕刻欧州勢参入後は米10年債利回りが3.75%に急上昇したことや、発表されたドイツやユーロ圏の4月製造業PMIが前月、事前予想を下回ったこと等を受け、1.08を割り込んで急落。一時1.0770の安値をつけ、東京時間19:30現在は1.0771レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、ユーロドルにとって好悪材料が交錯する中1.08台前半を中心にもみ合い、方向感に欠ける動きとなりました。ただ、昨晩は1.08台割れは買い戻されていたのに対し、本日欧州時間は買い戻しの動きは弱くなっています。

テクニカルにはユーロドルは、一目均衡表の「雲」の下限付近で推移。本日1.0821付近を横ばい推移している90日移動平均線に頭を抑えられ、上値の重い展開です。「雲」下限を明確に下回ると3月安値1.0516からの上昇の61.8%戻し1.0737レベルが次のターゲットとなります。

序盤の欧州主要株価指数は、まちまちの動き。今晩この後は、22:45に米5月製造業・サービス業PMI、23:00に米リッチモンド連銀製造業景況指数、および米4月新築住宅販売の発表が予定されています。

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