豪州3月消費者物価指数の予想(23/4/25)

日本時間2023年4月26日10時30分に発表予定です。

豪州3月消費者物価指数の予想(23/4/25)

豪州3月消費者物価指数の予想

豪州3月消費者物価指数の予想

(今回発表予想)4月25日10時00分現在

明朝、豪州の3月消費者物価指数(CPI)が発表されます。同時に第1四半期CPIも公表されます。
前回2月は前年比+6.8%となり予想を下回りました。下図を見ると、昨年12月がピークの+8.4%で、それ以降は一貫して軟化しています。直近の中銀見通し(2月時)では赤が2023年6月末予想の6.75%、緑が12月末予想の4.75%になっています。今回予想通りなら赤を達成することになります。但し、年末までにはまだ2%近くの下落が必要となるので、楽観は許されない状況ですが、中銀見通しに沿った軟化と思われます。5月に中銀のCPI見通し改定がありますが、もし一段と下げてくれば、欧米と比べて金利差は拡大しますが、景気配慮の政策が可能になります。

(1)消費者物価指数の前年比推移

(1)消費者物価指数の前年比推移

赤は2月時中銀の6月インフレ予想6.75%
緑は同12月予想4.75%


下図(2)を見ると、中銀は4月の金融政策でOCRを据え置きとし、3.6%のままになっています。今後は青のラインがどのタイミングで、オレンジ色に近づいてくるかを注目することになります。尚、4月の金融政策記者会見要旨(一部抜粋)では「…月次のCPI指標を含めた様々な情報によれば、豪州内でインフレがピークにきていることを示唆している。商品価格インフレは、世界の進展や豪州内での需要鈍化により、この先数ヶ月で緩やかになると予想されている。(中略)予想中央値は、インフレが今年と来年で下がり、2025年央には約3%の見込みである。中期インフレ期待値は確りと留まっており、これがそのままであることが重要である」と分析しており、もし予想通りなら5月2日に予定されている金融政策では5月も据え置きの可能性が高まりそうです。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(青の矢印が今回発表分)

豪ドル米ドル相場はシカゴポジション382をご参照願います。昨日のレンジは0.6665〜0.6705で、まだ0.6670と0.6640のサポートを守っています。

(4月25日13:30、1豪ドル=0.6679米ドル)  

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る