米3月小売売上高の予想(23/4/14)

日本時間2023年4月14日21時30分に発表予定です。

米3月小売売上高の予想(23/4/14)

米3月小売売上高の予想

本日3月小売売上高が発表されます。その後、3月鉱工業生産指数や設備稼働率などの発表が予定されています。
さて、前回2月は予想通りの結果になりました。今年1月が前月比+3.2%と大幅な伸びを示した反動と思われます。この日のドル円相場は、欧州時間帯にクレディスイスの信用不安が勃発し、135円台だった相場は小売売上高前に一気に133円前半まで下落し、発表後には132円22銭まで売られ133円42銭で引けています。悪い数値でしたが、予想通りとなりクレディスイス前のショートを買い戻した形です。

今回3月は全体・除く自動車共に▼0.4%と連続のマイナス予想になっています。下図(1)(2)を見ると、それ以前の高値は2022年10月(赤い横線)で、今回マイナスでも実数は10月を越えています。ここ2日間のインフレ指標が大幅低下していることもあり、ドルは軟調になっていますが、今日の市場が連続マイナスを材料視するのか、まだ巡航速度を維持しショートカバーするのかをみたいと思います。最初に10年債金利の反応が重要になりそうです。但し、予想レンジ下限方向の▼1.0%以上の結果になると、今週の地合いから金利が緩みドルが売られ易くなりそうです。
尚、積み上がっていたコロナ貯蓄が2022年末には6割減しているとの日経報道(2月4日付け)もあり、改善している米貯蓄率に変化が出始めると、消費には悪影響となりそうです。

米3月小売売上高の予想

(今回予想2023年4月14日8時30分現在)

実数値ベース

(1)全体

(1)全体

(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)

(2)除く自動車

(2)除く自動車

(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)


尚、鉱工業生産指数に続き、23時には4月ミシガン大消費者態度指数が公表されます。予想は以下です。週初は62台後半でしたが、直近では62.1まで予想が下がっています。

(2)除く自動車 2枚目の画像

(今回予想2023年4月14日8時30分現在)




ドル円相場は2日前のCPI時添付した週足チャートの131円00銭〜134円90銭内で収まっています。週初の寄り値が132円09銭ですので、今日のNY終値でこれ以上か以下をまず確認したいと思います。

下図はドル円の日足チャートです。ごく目先は3月24日底値からのサポートA(=131円40銭)とそこから平行に上げた目安のB(=134円80銭)でドル高トレンドを形成しています。このA・B間で、4月14日底値からのサポートC(=133円45銭)を昨日切れてしまいました。目先はA方向へのトライになり、上値はCが抵抗線になっています。もしAを切れてしまうと、今年1月16日、2月2日、3月23日を結んだサポートD(=131円10銭)、更に1月16日と3月24日の底値を結んだE(=130円30銭)が目安になりそうです。但し、A割れは目先のドル高トレンドが崩れますので、ドルが弱い状態の確認になります。一方、上値は3月8日高値と今週4月12日高値を結んだ抵抗線がF(=133円95銭)にあります。C・F・Bの順に抵抗線となります。

(2)除く自動車 3枚目の画像

(2023年4月14日10:45、1ドル=132円50銭) 

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る