ECB12月QE延長か(2016年10月21日)

ドラギ総裁は昨夜、

ECB12月QE延長か(2016年10月21日)

ユーロドル:10月21 日のファンダメンタル分析

ユーロ売りの動きも加わり104円台乗せ、終日円安地合いでの取引が続きました。ユーロドルはもみあいを続けていましたが、ドラギ総裁の会見でQE延長は議論せずとの発言に反応し一時1.1039レベルの高値をつけましたが、いっぽうでQE縮小も議論せずと発言していて、12月の検証でQE延長の可能性もあるとの思惑から一転直近安値を下回り、1.0916レベルの安値をつけ、全般にドル高の動きの中で弱い動きでの引けとなりました。

ユーロドル:10月21 日のテクニカル分析

ユーロドルは、ドラギ総裁会見で上下に振れる神経質な値動きを見せましたが、現段階で言えることは来年3月まではQEが続けられることは確実で、経済の下振れリスクにも触れたことから12月の検証でQE延長が議論される可能性があるということでしょう。であれば、ユーロドルの弱い流れは継続しやすく、テクニカルにも6月安値に迫っていることから一度は同水準をトライする可能性が高いものと見ています。昨夜の急激な買い戻しが入ったことから逆に戻り売りが出やすくなっていて、本日は1.0950レベルをレジスタンスに、1.0890レベルをサポートとする流れでしょう。

ユーロ円は、ユーロドルの動きで一時的に上下に振れたものの今週のレンジを抜けるような流れにはつながっていません。引き続き113円台前半の買いと114円台半ばの売りに挟まれながら、ドル円とユーロドルの動きの違いから一時的に振れる場面もあるといったところです。本日はユーロドルの上値の重さを前提に、113.90レベルをレジスタンスに、113.40レベルをサポートとします。

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