ドル円小動きの後、鳥取地震でポジション調整
大統領TV討論、ECB理事会と注目されたイベント終了後の本日の東京市場は週末要因も重なって様子見気分の強い展開となりました。
日経平均株価が17,000円を越え、上値の開放感が強まる一方で、5日連続で買いが続いた週末でもあり、一旦調整が入るとの見方も出て午前中はもみ合いが続きました。
その後午後二時過ぎに鳥取中部で震度6弱の地震が発生したとの報道で、鳥取銀行の株価が急落するなど関連銘柄が下落し始めたのに伴い、利益確定の動きが優勢となり、日経平均は50円安の17,184円で終了。
ドル円も朝方は104円台に乗せて取引されていましたが上値は株価同様伸び悩む状況が続いていた中で、地震をきっかけとした株価の下落と、リスク・オフの動きが週末のポジション調整を誘発した形で103.75レベルまで下落しました。
本日日銀の黒田総裁は衆議院の予算委員会での答弁で物価見通しの下方修正の可能性が出てきていると述べています。また、午後には日銀の白井さゆり前日銀審議委員が日銀のETFの買い入れの限界に言及したと伝えられ、センチメントを悪化させました。
その後は今のところ大きな地震被害の報告がないことからドル円は下げ止まり、103.90台での取引となっています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
今晩は大きく市場に影響しそうな経済指標等の発表は予定されていません。
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