原油高とトランプリスク後退で株高(2016年10月20日)

予想外の在庫減少とOPEC原産合意期待から昨晩原油先物相場が急伸し、

原油高とトランプリスク後退で株高(2016年10月20日)

原油高とトランプリスク後退で株高

予想外の在庫減少とOPEC原産合意期待から昨晩原油先物相場が急伸し、一時51ドル台の後半をつけたことから海外の株式市場で株価が上昇した流れを受け日経平均は終値で4月27日以来の高値水準となる17,235円で終了しています。
一方ドル円は午前中に行われた大統領候補者の最後のTV討論会をクリントン氏が無難に乗り切り「トランプリスク」が大幅に後退したにもかかわらず、相変わらず上値は重く、103円台後半の取引に終始しました。

リスクイベントをまた一つ通過し日経平均もチャート上放れが期待できる状況下でドル円の出遅れが目立つ形となっています。このところ膠着感の出ているドル円ですが、103.51の雲の上限や103.72の転換線あたりの水準の意識しながら、今後の方向性を探る流れとなりそうです。

今晩は今週の大きなイベントのひとつであるECB理事会の結果が20:45に公表され、21:30からのドラギ総裁の記者会見で語られるECBの今後の金融政策の方針に注目が集まります。
また、米国では21:30から新規失業保険申請件数、23:00の中古住宅販売件数、景気先行指数等の発表があります。

また、今晩20:00にはトルコ中銀が政策金利を発表します。今月も貸出金利のみ0.25%の引き下げが予想されています。発表に先立ちエルドアン大統領が「皆が知っているとおり私は金利の敵だ、金利を開拓の道具だと考えている」などとけん制しています。

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