ECB理事会待ち(2016年10月19日)

ユーロは、

ECB理事会待ち(2016年10月19日)

ユーロドル:10月19 日のファンダメンタル分析

ユーロドルは、欧州市場序盤までは20日のECB理事会を控えてユーロの買い戻しが継続していましたが、戻り売りも根強くNY市場に入ってからは、英国政府がEU離脱には議会の批准が必要となる可能性に言及したことでユーロポンドの売りも手伝って1.09台後半へと下押しする動きとなりました。

ユーロドル:10月19 日のテクニカル分析

ユーロドルは、1.10の大台割れでいったん明日のECB理事会前の安値をつけましたが、短期筋を中心としたポジション調整による買い戻しも一巡したところで、英国政府のブレグジットに関する発言がポンドクロス全般でポンド買いの動きとなりました。ユーロポンドでもユーロが売られることとなり、再び週初安値圏に近づいています。流れはユーロ安で変化は無いものの、明日のECB理事会前に方向感が出て来るとは思えず本日のところはもみあい、大台1.1000レベルをレジスタンスに、1.0960レベルをサポートとする流れでしょう。

ユーロ円は、欧州市場序盤までは買い、その後は売りとドル円の動きに沿う動きとユーロドルでのユーロ売りが加わって、引けにかけては最近のレンジ下限となる114円水準へ押しています。本日早朝に104円台を割り込む動きはあったものの、レンジ下限の安値103.92レベルは下回らず、いったん買い戻しが出ています。ただ、ユーロドルが安値圏に近いこともあり、ユーロドルと同様にユーロ円も一段安のリスクはあります。本日は114.30レベルをレジスタンスに、113.90レベルをサポートとする流れとします。

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