シカゴポジション(CME)373
(ご参考:1月24日現在のシカゴポジション)
主要通貨ポジション(単位:枚)(2023年1月24日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
下図のチャートを見ると、前回1月30日時点でチャート内の黒のNZドル安トレンドラインが0.5770〜0.6490にあり、1月24日締日の終値0.6504が丁度その抵抗線で止まり、NZドル高の流れが調整されています。そして10月11日締日底値からの緑のサポートラインも切れたままで推移しているので、目先のNZドル安は変わりません。
さて実際の相場は、先々週「…2月6日0.6270の底値は昨年11月17日底値から上げたサポートラインになっています。今日の段階では0.6280に上がり、NZドルを下支えしています。これを守り切って、最低でも0.6390越えの日足終値を確認できれば、一段の上値トライに繋げることができます。この場合は0.6420.0.6470〜80、0.6510、そして0.6540の2回目トライになります。一方、万一0.6280を切れて終ると、NZドル上げの流れが終了します。この場合には0.6230〜40、0.6190の下値模索になります」としましたが、2月14日高値は0.6391迄で、丁度その抵抗線に止められ、NZドル高に回帰できませんでした。
逆に0.6280のサポートも切れて、金曜日には0.6194の底値をつけ、上記括弧内の0.6190サポートまでトライし、小反発しています。この0.6190は今年1月6日底値とで2回目のトライになっています。現状ではまだNZドルは弱く、下値トライの中にいて、今後は0.6190の3回目トライが予想されます。3回目で下抜くと一段安になり、0.6150〜60、0.6130、0.6080〜90の順にあるサポートを試す流れになります。上値は2月2日高値からの抵抗線が0.6300(金曜日には0.6270付近になります)にあるので、これを越えて行かないとNZドル高には戻れません。シカゴは3週間にロングを利確したので、その時点では非常に上手く対応した様です。
(1NZドル=0.6241米ドル、2月20日14:35)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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