米1月小売売上高予想
(日本時間2023年2月15日22時30分発表予定)
本日1月小売売上高が発表されます。同時刻に2月NY連銀製造業景況指数、その後に1月鉱工業生産指数などが予定されています。
さて、前回12月は予想自体マイナスでしたが、結果は全体、除く自動車共に予想を更に下回りました。11月も当初の全体で▼0.6%⇒▼1.0%、除く自動車で▼0.2%⇒▼0.6%への下方修正があり、この2ヶ月で大幅なダウンとなりました。前回の相場に関しては、日銀の金融政策が据え置き現状維持となり、寄り付きの128円28銭から131円58銭までドルが急騰し、小売売上高の発表前には129円台前半までポジション調整しましたが、小売売上高の悪化や同時に発表された卸売物価指数の低下により127円76銭まで売られ128円43銭で引けて乱高下の1日でした。
今回1月は全体・除く自動車共に大幅なプラス予想になっています。2ヶ月連続のマイナスからの反動と思われます。下図を見ると、昨年10月をピークにして、赤のラインはトレンドとして下降気味に推移しています。物価高の影響が残りまだ実質可処分所得の減少が続いているようです。また、アトランタ連銀の第1四半期GDPナウは2月8日現在で+2.2%になっていますが、今日の小売売上高などの数値で改訂されます。このままですと上方になりそうです。
(今回予想2023年2月15日8時30分現在)
実数値ベース
(1)全体
(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)
(2)除く自動車
.
同時刻発表の2月NY連銀製造業景況指数の予想は以下です。非常に悪い数値が続いており、製造業の回復が遅れていますので、今日はどの指標に金利が動くのかを見たいと思います。
昨日のCPIは予想よりも僅かに高い結果となりましたが、FRB各委員のタカ派的発言に影響されてドルが買われました。
(今回予想2023年2月15日8時30分現在)
下図はユーロドルの週足チャートです。昨年2月7日週高値の抵抗線A(=0.9550)と2021年5月31日週高値からの抵抗線B(=1.0370)は既にブレークされてユーロは堅調地合いを継続してきました。昨年9月26日週底値からのサポートC(=1.0310)でユーロ高を支えています。
しかしながら、直近は昨年11月21日週底値からのサポートD(=1.0810)とそこから平行に上げたE(=1.1130)でユーロ高トレンドを形成していますが、先週に下限を切り、今週の戻りもD迄となっています。現状は短期的にユーロの下押しになるか否かを探る状況にいます。このままD内に回復出来ないと、B乃至Cまでのポイントを探る展開を想定する必要が出てきます。一方、D内に回復すれば、Eが次の上値目途で、越えればF(=1.1190)に抵抗線ありますが、現状ではそこまでの勢いは無さそうですので、EとFが交差するまで時間経過を辿ると思います。
(2023年2月15日10:00、1ユーロ=1.0739ドル)
オーダー/ポジション状況
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