ニュージーランドドル週報(2023年2月第2週)

NZドルは対米ドルで弱含みの推移、対円でも上値を切り下げる流れに入っています。

ニュージーランドドル週報(2023年2月第2週)

NZ/円、短期は上値の重い展開。82.50以下で終えた場合は中期も変化。

今週はNZ独自の注目材料がない中で先週末の米雇用統計が市場予想を大きく上回る好数値となったことからFRBによる金融引き締め緩和観測が後退しており、今週はFRB理事や金融当局者の発言に上下動を繰り返す展開となっています。NZドルは対米ドルで弱含みの推移、対円でも上値を切り下げる流れに入っています。
チャートを見ると、日足は1/24につけた84.88を戻り高値として上値を切り下げ始めており日足の形状がやや悪化していますが、短期トレンドの変化は認められず調整下げの範囲内に留まっています。強い下値抵抗が82.50-60にありますが、下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。日足の上値抵抗は83.40-50,83.90-00,84.40-50に、下値抵抗は82.80-90,82.50-60,82.00-10にあります。21日移動平均線は83.35にあり値動きの中ではこれを下抜けており、下値リスクがやや高い状態です。また、120日、200日移動平均線は84.69と84.52に位置しており、強い上値抵抗として働いています。

一方直近の週足は、陰線引けとなりましたが、終値ベースで83.00-10の週足の抵抗をかろうじて守って越週しています。反発の可能性を残した状態ですが、83円を割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯、82.50以下で終えた場合は、2020年3月につけた59.51を基点とする中期的なサポートラインを完全に下抜けて、新たな下落リスクが生じます。週足ベースで見た上値抵抗は84.10-20,84.60-70,85.00-10に、下値抵抗は、83.00-10,82.50-60,81.50-60にあります。31週移動平均線は84.58にあり、この下に入り込んで下値リスクが高い状態です。また、62週線は82.86にあり、下値抵抗として働いていますが、82.50以下で越週した場合は、中期トレンドの変化に要注意。

NZ/円、短期は上値の重い展開。82.50以下で終えた場合は中期も変化。

2/9現在、31週移動平均線は84.58にありこの下に入り込んで下値リスクがやや高い状態にある。62週線は82.86で下値をサポート中だが、82.50以下で越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。

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