1月NY連銀製造業景況指数の予想
本日、1月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。前回12月は予想を大きく下回り、マイナス幅が拡大しました。今回1月もマイナス予想となっており、予想通りなら移動平均線では7ヶ月連続のマイナスになります。月次では11月にプラスとなりましたが、上下の振れが大きいので移動平均線が有効と思います。
下図@の移動平均線(オレンジ色)を見ると、オレンジ色の移動平均線は赤(ゼロ)を下回ったままで推移しており、2015年8月から始まったマイナスの流れ(図中〇印)に次ぐ低迷時期になっています。この時は2016年11月迄水面下が続き(途中2ヶ月は水面上になりました)、弱い状態となっていました。
下図AのISM製造業景況指数(ISM)との比較でも綺麗に相関しており、ISMも11月に50割れとなってから2ヶ月連続の50未満となっています。現状ではNYの反発気配がないので、製造業の低迷状態は継続となりそうです。中国がゼロコロナ政策を解除したので、年央にかけて回復できるか否かとなりますが、目先はインフレ低下には寄与しています。
今回発表予想
2023年1月17日9時00分現在予想
@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
青の矢印は今回予想
赤はゼロ
緑はコロナ前の移動平均線高値で24付近
下図AのNYは昨年11月にプラスに転じましたが、一時的反発に留まり、再度マイナス幅を拡大しています。ISMもまだ反発の兆しは見えない状況です。
A ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は1月予想値を加味した移動平均線)
下図はユーロドルの週足チャートです。昨年2月7日週高値からの抵抗線A(=0.9460)を10月24日週に上抜け、11月7日週の大陽線で完全に抜けました。その後は9月26日週底値からのサポートB(=1.0160)に沿ってユーロ高となっています。
11月7日週の大陽線は10月3日週と24日週の高値を結んだ抵抗線C(=1.0560)はBから平行に上げた線にもなっていますが、これをも上抜きました。Bから更に平行に上げたD(=1.0930)でトレンドラインを形成し、現状はCとDの間で推移しています。今週足はまだ僅か1日ですので小幅ですが、1.0560〜1.0930レンジが目安となっています。
今日のNY、明日の小売売上高、鉱工業生産指数、あるいはベージュブックなどの発表が続きますので、このレンジの上下には気を付けたいと思います。
日足ベースではこのレンジ間に1.0780〜90、1.0730、1.0650の順にサポートあります。Cを切ると、方向性としてはBになります。
一方で、上値は直近高値1.0870〜75が抵抗線になり、レンジ上限のDになります。万一、Dを上抜ければ、E(=1.1500)辺りが次の上値目途になります。
(2023年1月17日10:20、1ユーロ=1.0822ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2023.01.17
ドル円見通し 1月12日からの大幅下落一服するも戻りは鈍く下落再開を警戒(23/1/17)
ドル円は1月16日昼安値で127.21円をつけて昨年10月21日高値151.94円以降の安値を更新した。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。