1月NY連銀製造業景況指数の予想(23/1/17)

日本時間2023年1月17日22時30分に発表予定です。

1月NY連銀製造業景況指数の予想(23/1/17)

1月NY連銀製造業景況指数の予想

本日、1月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。前回12月は予想を大きく下回り、マイナス幅が拡大しました。今回1月もマイナス予想となっており、予想通りなら移動平均線では7ヶ月連続のマイナスになります。月次では11月にプラスとなりましたが、上下の振れが大きいので移動平均線が有効と思います。
下図@の移動平均線(オレンジ色)を見ると、オレンジ色の移動平均線は赤(ゼロ)を下回ったままで推移しており、2015年8月から始まったマイナスの流れ(図中〇印)に次ぐ低迷時期になっています。この時は2016年11月迄水面下が続き(途中2ヶ月は水面上になりました)、弱い状態となっていました。
下図AのISM製造業景況指数(ISM)との比較でも綺麗に相関しており、ISMも11月に50割れとなってから2ヶ月連続の50未満となっています。現状ではNYの反発気配がないので、製造業の低迷状態は継続となりそうです。中国がゼロコロナ政策を解除したので、年央にかけて回復できるか否かとなりますが、目先はインフレ低下には寄与しています。

今回発表予想

今回発表予想

2023年1月17日9時00分現在予想

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

青の矢印は今回予想
赤はゼロ
緑はコロナ前の移動平均線高値で24付近


下図AのNYは昨年11月にプラスに転じましたが、一時的反発に留まり、再度マイナス幅を拡大しています。ISMもまだ反発の兆しは見えない状況です。

A ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

A	ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

(NY連銀製造業景況指数は1月予想値を加味した移動平均線)


下図はユーロドルの週足チャートです。昨年2月7日週高値からの抵抗線A(=0.9460)を10月24日週に上抜け、11月7日週の大陽線で完全に抜けました。その後は9月26日週底値からのサポートB(=1.0160)に沿ってユーロ高となっています。
11月7日週の大陽線は10月3日週と24日週の高値を結んだ抵抗線C(=1.0560)はBから平行に上げた線にもなっていますが、これをも上抜きました。Bから更に平行に上げたD(=1.0930)でトレンドラインを形成し、現状はCとDの間で推移しています。今週足はまだ僅か1日ですので小幅ですが、1.0560〜1.0930レンジが目安となっています。

今日のNY、明日の小売売上高、鉱工業生産指数、あるいはベージュブックなどの発表が続きますので、このレンジの上下には気を付けたいと思います。
日足ベースではこのレンジ間に1.0780〜90、1.0730、1.0650の順にサポートあります。Cを切ると、方向性としてはBになります。
一方で、上値は直近高値1.0870〜75が抵抗線になり、レンジ上限のDになります。万一、Dを上抜ければ、E(=1.1500)辺りが次の上値目途になります。

A	ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
 2枚目の画像

(2023年1月17日10:20、1ユーロ=1.0822ドル)    

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