豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
（2022年11月1日火曜日東京時間12時30分公表予定）
明日11月1日火曜日、定例の豪州政策金利が発表されます。今回の予想は以下です。
豪州準備銀行（中銀）政策金利予想（10月31日12時00分現在）
現行のOCR 2.60％を2.85％へ0.25％の利上げ（予想レンジは2.85～3.10％）
前回の10月会合は従前の予想を下回り0.25％のOCR引き上げに留まりました。今回も中央値は0.25％になっています。レンジとしては0.25％利上げか0.50％利上げになっています。
① 先週発表の第3四半期消費者物価指数は予想（前年比＋7.0％）を上回る7.3％になり、インフレ高進の状態は変わらないので利上げは実施するも、以下の見方で利上げ幅を25ベーシスに抑えるのではないかとみています。
② 他国の中銀と比較して、金融政策会合が年11回（1月除き毎月）あり、回数が多いので、変化に対してはいつでも即座に対応できること。
③ 世界的な景気鈍化で、2022年内にインフレのピークが来る可能性が高くなっていること。
④ 今回3ヶ月毎の中銀先行き見通しがでる予定になっているが、短期のインフレは上昇だが、中期インフレ見通しは前回と同様水準に据え置くのではないかと予想されること。
⑤ 下表にある様に先行き予想では、来年にかけて残り50ベーシス程度の利上げしか見ていない様です。
下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回10月予想と比べ年内は15ベーシス下がり、その後は同じ上げ幅になっています。レンジでは来年後半は上限が上がっています。
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豪州と米国の政策金利推移
11月2日にFOMCがあり、現状ではFFレートを0.75％利上げして3.75～4.00％になると予想されています。上図にはその予想を加味しています。今後の米豪金利差が大きく拡大していく予想になっています。
尚、前回10月の記者発表要旨の一部抜粋は下記です。
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(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。（出所：豪州中銀HP）
豪ドル米ドル相場はシカゴポジション358を御参照願います。米豪の金利格差は広がってくることが予想されますので、明日予想通りの利上げ幅で市場がどの様に反応するかを見たいと思います。
尚、次回会合は2022年12月6日（火曜日）に予定されています。
（10月31日14：30、1豪ドル＝0.6420米ドル）
オーダー/ポジション状況
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