豪州8月小売売上高予想
(10月4日12時現在)
小売売上高(2016年7月迄、青は前月比伸び、オレンジは6ヶ月移動平均)
2014年央以降は前月比伸びを見ると、ほとんど前月比マイナスはなく、最低でも0%なので小売売上高自体は依然として右肩上がりを続けています。但し、伸び率は上図に示している移動平均線を見ても下向きになっており、弱い状態を継続しています。
GDPに占める消費の割合は大きいので、成長率の度合いが低下します。前回7月も+0.3%予想は結果0.0%になり、今回の8月予想も平均+0.2%程度の伸びで、予想レンジ幅が大きい割に平均が小さいので、かなりのエコノミストが+0.2%付近の予想をしていることが解ります。
今日(4日)の金融政策決定会合では金利を据え置きにし、議事要旨でも新たな緩和条件などには言及しておらず、今後の経済指標待ち、あるいは為替で豪ドル高になった場合に緩和を匂わす可能性が高いと思われます。従い明日低い数値が出れば、今後の利下げ材料の1要因になりそうです。
尚、豪ドル/米ドル相場はまだ31日線(1豪ドル=0.7591米ドル)より上で推移しており、0.7591〜0.7730レンジ内での動きになっています。
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