豪州第3四半期消費者物価指数の予想(22/10/25)

日本時間2022年10月26日9時30分に発表予定です。

豪州第3四半期消費者物価指数の予想(22/10/25)

豪州第3四半期消費者物価指数の予想

豪州第3四半期消費者物価指数の予想

(今回発表予想)10月25日9時半現在


明朝、豪州の2022年3Q消費者物価指数が発表されます。前回2Qは前期比・前年比共に予想を下回りました。今回の3Q予想は前期比で+1.6%予想と伸び率としては下がりますが、年率では+7.0%まで上昇します。
下図(1)を見ると、青の前期比は今年1Qをピークに下がっていますが、まだ高止まり状態で、オレンジ色の移動平均線は上昇を続けています。

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

赤はゼロで、今回予想値は黒線より右側


下図(2)を見ると、年率ベースでは2020年2Qを底にして、2年以上右肩上がりを継続しています。青の横線が中銀の8月時における2022年12月期のCPI予想で7.75%となっており、5月時予想の6%から大幅に上方修正しています。2023年6月期も6.25%(5月時4.25%)予想になっており、ややインフレが沈静化するもまだ高い状態を維持する見込みです。オレンジ色の政策金利との乖離がまだ大きくなっているので、豪州中銀の政策金利引き上げは継続される可能性が高くなっています。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

中銀インフレ目標値(赤)は
赤い線(2〜3%)、中銀の8月時2022年末見通し7.75%は青の横線


豪ドル米ドル相場は昨日のシカゴポジション357をご参照願います。
昨日は豪ドルが底固い中で高値は0.6412までありましたが、上値抵抗線0.6410〜20に止められて小反落しています。下値は0.6220のサポートが重要で、現在は0.6220〜0.6420レンジで、豪ドルはやや弱いながらも押し目を狙う形になっています。


(10月25日12:50、1豪ドル=0.6336米ドル)   

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