米9月小売売上高の予想
本日9月小売売上高が発表されます。
前回8月の小売売上高は全体が予想を上回り、除く自動車が予想を下回りました。自動車販売の増加でプラスを維持しましたが、自動車除いた数値はマイナスでした。ドル円相場は発表前に143円50銭前後でしたが、小売売上高の結果がまちまちだったこともあり、発表後も143円20銭〜80銭レンジで推移し143円52銭で引けています。
今回9月も前月同様に全体では伸び、除く自動車ではマイナス予想になっています。下図(1)(2)を見ても、伸びがやや頭打ちとなり、特に除く自動車は年初の勢いを失っています。9月のベージュブックでも自由に買える商品から食料や必需品の購入へシフトしていると分析しており、実質賃金低下の影響が出ていると思われます。
尚、アトランタ連銀GDPナウの3Q(10月7日現在)は前期比年率+2.9%まで上がり、10月5日現在の+2.7%よりやや上昇しています。今日の小売売上高で改訂されます。
(今回予想2022年10月14日9時00分現在)
実数値ベース
(1)全体
(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)
(2)除く自動車
下図はユーロドルの週足チャートです。2021年5月31日週の高値からの抵抗線A(=1.0780)があり、今年2月7日週高値からのB(=1.0040)で急角度のユーロ下落となっています。ここから平行に下したC(=0.9410)でユーロ安トレンドを形成し、9月26日週底値の0.9536もサポートされました。
直近では、その3週前に0.9536底値でたくった形の陽線となり、先週がトウバ陰線となり上値はパリティまで戻り長い上ヒゲを作っています。今週はこの0.9536〜1.00レンジ内での動きが想定されていましたが、今週足は寄りが0.9735で、ここまでで再度たくった形の陽線となっており、底値が0.9633となっています。このままの形ですと、来週初は0.9536〜1.00レンジ内で、下限は0.9633にサポートが出来、上値はこの途中のD(=0.9860)に抵抗線があるので、このDが上下の分岐点になりそうです。もしDを上抜ければパリティとBの1.0040が戻りのポイントになります。今日の小売売上高でDのどちらに位置するかを見たいと思います。
(2022年10月14日13:10、1ユーロ=0.9789ドル)
オーダー/ポジション状況
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