ユーロドル0.96台後半、日中軟調推移するも欧州序盤に持ち直す (9/29夕)

29日の東京市場でユーロドルは下落後にやや買い戻される動き。

ユーロドル0.96台後半、日中軟調推移するも欧州序盤に持ち直す (9/29夕)

ユーロドル0.96台後半、日中軟調推移するも欧州序盤に持ち直す

29日の東京市場でユーロドルは下落後にやや買い戻される動き。昨晩海外市場での急反発を受け、朝方0.9735レベルで取引が始まったユーロドルは、時間外の米長期金利が上昇傾向を見せたことから軟調推移。夕刻欧州勢参入後に一時0.9636まで値を下げる動きとなりました。しかし、複数のECB関係者からタカ派的な発言が続いている他、カザークスラトビア中銀総裁からは、「弱いユーロはインフレ対策に役立たない」などの発言も出て、再度反発、東京時間19:00現在は0.9690近辺まで持ち直す動きとなっています。

昨晩海外市場では英中銀が、売り込まれていた同国の長期債を無制限に買い入れる方針を示し、市場に衝撃が走りました。同中銀はインフレ対策の政策金利引き上げを先んじて実施してきたほか、量的緩和も終了間際だったことを考えると、長期債買入は大きな方向転換と言え、トラス新政権の減税を柱とする「成長プラン」の限界を見透かした「英国売り」を鎮静化させるための窮余の策。
これによりボンドが対ドルで急反発、ユーロもつれて買い戻され、米国時間に0.9751の高値をつけています。

テクニカルにはユーロドルは、2月からの下降チャネル下限付近で反発、ただ、9/20高値1.0051からの下落の38.2%戻し0.9733付近で頭が重くなった形です。

夕刻トラス英首相は「減税は正しい計画」と発言、裏付け資金のない減税パッケージを正当化し、ポンド安等の市場の混乱を「世界的な経済圧力のせい」としています。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安。今晩この後は、21:00に独9月CPI速報値、21:30に米2QGDP確報値、および米国新規失業保険申請数の発表が予定されています。

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